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日本のアニメ市場は中国に喰われるのか? パチンコの有名アニメはほぼ中国製

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2019年10月16日 09:02  日刊SPA!

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写真中国のコスプレーヤー2人。日本生まれの『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する、双子のキャラクターに変身
中国のコスプレーヤー2人。日本生まれの『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する、双子のキャラクターに変身
 世界第2位の経済大国・中国はオタク産業も右肩上がり。今や中国ナシでは成り立たない日本のお家芸であるアニメ・ゲームの実情を追う!

◆急成長を遂げる中国アニメ。国産アニメ制作の勢い増す

 日本を超える市場規模を記録したと言われる中国アニメ。’19年7月に中国国内で公開された『哪吒之魔童降世(なたのまどうこうせい)』は、興行収入が約600億円を突破。近年、中国アニメが海外に輸出されることも増え、市場規模は2.5兆円にも上る。

「’10年前後、中国は国策としてアニメ産業を手厚くバックアップし始めました」と、急成長の要因を教えてくれたのは、アニメの宣伝や情報番組のプロデュースを得意とする伊藤真広氏。

「日本では薄給のイメージが強いアニメーターですが、中国では一般的な工場勤務よりも給料がいい。中国ではアニメーターになりたいという若者が多いんです」

 豊富な人材は、実力のあるクリエイターの輩出を後押しすることに。日本と中国を行き来し、両国のアニメ事業に携わる峰岸宏行氏は、「原画や動画などの人材はもちろん、国が現場のスタッフをまとめる制作管理の人材も育成するようになり、オリジナル作品が作れるようになりました」と明かす。

 潤沢な資金と人材を有する中国のアニメ産業は、特に3Dアニメーション技術の成長が著しい。

「かつて中国のアニメーションは、動きと動きの間のカットが不足していて、キャラクターの動きが大味でした。しかし、足りない部分をCGで補塡できるようになったため、アニメのクオリティが大幅に上がったんです」(伊藤氏)

 この技術力が前述のアニメーション『哪吒之魔童降世』のヒットにつながったといえるが、日本では中国アニメになじみがない。だが、「実は身近なところで目にしていますよ」と峰岸氏は指摘する。

「現在、日本で展開しているパチンコのアニメーションの4分の3は中国製です。有名タイトルはほぼすべて中国製と言っても過言ではありません。今後はもっと増えていくと思います」(峰岸氏)

◆日本のアニメ市場は中国に喰われるのか?

 かつて日本の下請けとしてアニメ市場に関わっていた中国だが、中国のアニメ制作会社「絵梦(えもん)」が東京につくった制作スタジオでは、日本人が下請けとして中国アニメ制作に携わるという、かつての立場の逆転が起きている。

 そのため、今後アニメ制作の分野で日本は後れを取るのでは?という懸念もあるが、峰岸氏は「今後、どちらか一方が負けるということは絶対にない」と力強く反論する。

「日本のアニメにおける技術やノウハウはレベルが高く、そう簡単には追いつけません。ですが、日本主体で制作すると海外での展開は難しい。そこはお金を持っている中国が担当し、作品の魅力を最大限引き出すのがベストです」

 伊藤氏も「中国人は企画の動きだしや作業のスピードは速いものの、粗いところが多い。日本人は、そういった部分をブラッシュアップしてクオリティを高めるのがうまいので、役割分担をすることが大事です」と続けた。近い将来、日中共同のアニメが世界を席巻するかも!?

【伊藤真広氏】
PC・ゲーム系ライター、カメラマン、雑誌編集者を経て、現在はアニメの宣伝、情報番組のプロデュース、映像編集者などの肩書を持ち、海外での活動も多い

【峰岸宏行氏】
’11年に北京でメイドレストラン開業、’13年より北京動卡動優の役員兼海外事業部部長に就任。現在は中国でアニメ・ゲーム系の総合企画プロデュースを担当

取材・文/長戸 勲 黒田知道 写真提供/伊藤真広 SQOOL.NET ゲーム研究室

―[[中国オタク産業]が世界を制す!]―

このニュースに関するつぶやき

  • やはり日本市場は「ガラパゴス」で硬直化し身動きが取れないのだろうか。
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  • だって日本発のクールジャパンとやらは、製作側に金入らない、入れようともしないしな…。
    • イイネ!8
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