アルファロメオF1、空力パッケージを分けて走行も苦戦。ライコネン「状況を解明して入賞を争いたい」

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2019年10月16日 11:31  AUTOSPORT web

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キミ・ライコネン(アルファロメオ)
アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、鈴鹿サーキットで行われたF1第17戦日本GPの決勝レースを終え、一貫性のないマシンパフォーマンスに混乱しており、問題を解決して再びポイントを争えるようになることを期待していると語った。

 13番手から決勝レースをスタートしたライコネンは、レースを通してマシンのパフォーマンスを改善することができずに14位でフィニッシュ。5戦連続で入賞を逃してしまった。

 ライコネンはとりわけ第1スティントのグリップ不足に悩まされていたが、2回目のピットストップを終えてソフトタイヤを履いた後は、突然グリップ不足の問題が改善したという。

「退屈な日だった。間違いないね。理由はわからないけれど、最初の2スティントはまったくフロントタイヤのグリップがなかった」とライコネンは話した。

「ソフトタイヤに変えると、マシンはかなり良くなった。突然これまでよりも3秒か4秒も速くなったように感じた。だからとても混乱している。これを解決できることを願おう」

「今週末、僕たちは2台のマシンの空力パッケージを分けて走っていた。状況を解明して、本来僕たちがいるべき位置に戻り、ポイントを争えることを期待している」

 一方チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィは11番手からスタートし、16位でレースを終えた。彼もライコネンと同様に一貫性のないレースペースに不満を述べている。

「僕も同じ状況だった」とジョビナッツィは語った。

「レース中のペースは本当に遅かった。他の中団チームと比べても、予選は本当に良かったんだ。だけどレースではかなり苦戦したので、残りの4レースに向けて解決策を見つけることが必要だ」

「(何が間違っていたのか)本当にわからない。もっと詳しくチェックする必要がある。それからどうなるか見てみよう」

 コンストラクターズランキングにおいては、アルファロメオは現在35ポイントを獲得したランキング8位につけている。7位のレーシングポイントとは19ポイント差、9位のハースとは7ポイント差だ。

 チーム代表のフレデリック・バスールは、ポイントを獲得できないレースが続いていることに残念に思っているというが、チームは現在抱えている一貫性の問題を根底から解決しなければならないと主張した。

「トップ10に入ることを目標にレースに臨んでいるが、結局オープニングラップ以降はポイントを争うことができなかった」

「レース終盤はソフトタイヤでかなり良いペースを発揮することができたので、レースを通して同じレベルのパフォーマンスを発揮できるようにするためにも、何が起きたのかを見直して、データを分析しなけれなならない」

「このように拮抗しているところでは、常にマシンから最大限のものを引き出すことが必要だ。そうでなければ、今回のようにライバルたちが優位な立場に立つことになる」

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