『ジェミニマン』をウィル・スミス、ジェリー・ブラッカイマー、アン・リー監督が来日! ジャパンプレミアレポート

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2019年10月18日 11:02  BOOK STAND

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『ジェミニマン』ジャパンプレミア&舞台挨拶の様子
10月25日(金)にいよいよ公開が迫った近未来アクションエンターテイメント最新作『ジェミニマン』。『メン・イン・ブラック』シリーズや『アイ・アム・レジェンド』(07)、そして『アラジン』(2019)でのジーニー役も記憶に新しいトップスター、ウィル・スミスが主演を務め、監督には『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(13)などで2度のアカデミー賞(R)監督賞受賞を誇る巨匠アン・リー、そして『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手掛けたジェリー・ブラッカイマーが製作と、ハリウッドを代表するヒットメーカー3名が初タッグを組んだことでも話題になっています。そんな本作の公開に先駆け、主演のウィル・スミス、アン・リー監督、製作のジェリー・ブラッカイマーが来日し、ジャパンプレミアと舞台挨拶が実施されました!


「若い自分は100%デジタルキャラクターなんだ」(ウィル)

六本木ヒルズには、Wウィル・スミスの対決を描く本作にちなんだ、青とオレンジの2色に彩られた"VS(ヴァーサス)カーペット"しかれ、来日ゲストたちは公開を待ち望む大勢のファンに向けて、ファンサービスをたっぷりと行いました。その後、ウィル・スミス、アン・リー監督、ジェリー・ブラッカイマーはステージに登壇。若いウィルとの戦いを描いた本作、どんな心境だったか聞かれたウィルは、「若い自分は、100%デジタルのキャラクターなんだ。8ヶ月間、どんなキャラクターか見ることができなかったけど、見たときは驚いたことを覚えている。このテクノロジーはすごい。アン・リー監督は映画に革命を起こしたんだ」と大絶賛。



続いて、アン・リー監督は「前回『ライフ・オブ・パイ』で来日したんですが、その時はトラをCGで作るということに挑戦しました。その経験もあったから、理論的にはCGのキャラクターを作り出せるということは分かっていたけど、今回の難しさは人間の顔を作り出さなくてはいけないことでした。年の違う人間を、スーパースターであるウィルを使って作らなくてはいけない。それを観客がどのように受け取ってくれるのかもわからない。そんな難しさがあった」と映画製作時の苦悩を語ってくれました。「若いウィルは、500人ものアーティストが2年がかりで作ったんです」(リー監督)。
そしてジェリーは、ウィルとリー監督と仕事をした経験を「今回アン・リー監督かとの仕事は初めてだったんですが、素晴らしい監督や素晴らしいウィルと仕事ができて、本当に光栄だった」と心境を明かしてくれました。


「若いジュニアを演じるにあたって、純粋さを出すのが一番難しかった」(ウィル)

レッドカーペットのあとの舞台挨拶では、ジェリープロデューサーとリー監督が台風で被害にあった方々のために、「心は皆さんと共にあります。一刻も早い復旧と、お祈りを申し上げます。この映画が元気の素になれば」とメッセージを送ってくれました。ウィルは、「ミナサン、コンバンワ!」と日本語で挨拶。「これが10回目の来日だと思う。前回は『アラジン』だったよね。今回は『ジェミニマン』をぜひ楽しんでもらいたい」(ウィル)。

一人二役を演じたことについてウィルは「今は年とともに経験を積んできたけど、それが細胞の中に蓄積されているような感覚で、目にそれが現れるんだ。だから、若いジュニアを演じるにあたって、その純粋さを出すのが一番難しかった」と改めて振り返りました。

今回の撮影で一番苦労した点を聞かれたリー監督は「1人のウィルと仕事をするには楽しいですが、これが二人となると、もう大変(笑)。今回はいろんな最新技術を使って、未踏の地に踏み込んだんです。ジュニア役を作り上げるのに多大なる労力がかけられました。これを演じてもらうために、監督として演出するのも大変でした。ウィルが若々しくないから、というわけではなく、今はもう芝居が上手くなりすぎているから、その技量をそぎ取って純粋さを出してもらいたい。これが一つのチャレンジでした」と大変な挑戦だったことを語ってくれました。



その後、日本語吹き替え声優を務める菅野美穂さん、江原正士さん、山寺宏一さんが登場。『アラジン』でもウィルの声を担当した山寺さんは、「僕は今年、親友であるウィルと会うのは2回目なんですよね」と言うと、ウィルも「そうだね!」と笑顔で答えるファンにはたまらないシーンも見受けられました。その後、客席に集まった約500人のファンと記念撮影し、大歓声の中、イベントは終了。

現在のウィルと30年前のウィルが共演しているようにしか見えない驚異の映像と、壮絶なアクションにハラハラドキドキが止まらない! 本作はぜひ3D+で鑑賞してほしいです! 映画の歴史を塗り替えたと言っても過言ではない、素晴らしい映像体験をぜひ劇場で堪能してみてくださいね。『ジェミニマン』は10月25日(金)公開!

(取材・文・写真/トキエス)

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『ジェミニマン』
10月25日(金)より公開

監督:アン・リー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライブ・オーウェン、ベネディクト・ウォン
配給:東和ピクチャーズ

2019/アメリカ/117分
公式サイト:geminiman.jp
コピーライト:© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.



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