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ディーン・フジオカは“浮世離れ”がお似合い? TVウォッチャーがツッコミ

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2019年10月18日 11:30  AERA dot.

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写真カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など
カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など
 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「シャーロック」(フジテレビ系 月曜21:00〜)をウォッチした。

*  *  *
 雷鳴の中、花やしきをバックにバイオリンを奏でるシャーロック(?)。舞台はロンドンならぬ東京。テムズ川は隅田川。ビッグベンはスカイツリーだ。

 こんなんシャーロックじゃないわーいと、お思いかもしれないが、役名は誉獅子雄(ほまれししお=ディーン・フジオカ)。

 シャーロック・ホームズとは「し」と「ほ」しかかぶってない。ま、だいたいそのくらいなシャーロック。

 ちなみに(ジョン・)ワトソン役は若宮潤一(岩田剛典)。こちらも「じ」と「ん」と「わ」くらいのワトソンだ。

 それにしてもフジテレビは、おディーンことディーン・フジオカの正しい使い方を知っている。「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」に続く、おディーン様による世界の名作(小学校の図書室にあるような)シリーズ第3弾。

 なんとなくうさんくさい無国籍イケメンのおディーンに、リアルな設定は似合わない。いっそ浮世離れした世界に置けば、あら不思議。どんだけイケ散らかしても、ラップみたいな棒読みセリフでも大丈夫。

 なんせこの世じゃないから。2.6次元くらいだから。いきなりおディーン・シャーロック、雷門前に人力車で登場だから。

 被害者の胃の内容物が「バターとパセリ」と知れば、突如シュッシュッとシャドーボクシングを始めるおディーン。シュッシュッ「バターとパセリ」、シュッシュッ「バターとパセリ」。

 やおらバイオリンで、パトカーのサイレンを奏でるおディーン。なぜか意味なく付けひげをして、漁船に仁王立ちするおディーン。

 この畳み掛けてくるトンチキリズムに、もう目が釘づけだよ。そんなトンチキシャーロックが、ワトソン・若宮(私服がビートたけしみたいなニット)に告げる。「あんた今、転職したいと考えている」

 脳裏に浮かぶのは、ガンちゃんこと岩田剛典が出演してる求人情報サイトのCM。「俺、正社員になる!」てやつ。ボンクラだ。このワトソン、きっとボンクラだ。

 まさかのトンチキとボンクラのマリアージュ。いまだかつてない「シャーロック」に震える。リアルに腹筋が震えまくる。

 ちなみに容疑者役には菅野美穂らできる役者を投入し、謎解き部分の演出は2時間ドラマ並みのわかりやすさ。そのうち崖の上で自ら主題歌熱唱するおディーンを見たい。ぜひ見たい。

※週刊朝日  2019年10月25日号

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