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【貧困女子】東京神話の世界に生きる、タワマン住まい女子の夢と挫折〜その1〜

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2019年10月19日 17:00  Suits-woman.jp

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女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

篠沢梨々花さん(仮名・35歳・派遣社員)の年収は現在200万円。それなのに、家賃17万円のタワーマンションに住んでいます。

「8年前に父が亡くなった時に、800万円の遺産が入ったんですね。母と兄は、『これを頭金にして家を買え!』と言ってきたのですけれど、27歳で家なんか買っちゃったら、結婚できなくなっちゃう。持ち家がある女なんて、可愛くないじゃないですか。だから家を買わないで、いい部屋に住むことにしたんです」

梨々花さんが育った背景について伺いました。

「実家は東北地方の超田舎です。スタバsができたらわざわざクルマで1時間かけて買いに行くくらい娯楽がない。コンビニで新製品が出ることが娯楽、というエリアです。中学・高校時代は、東京まで新幹線でたった2時間程度なのに、なんで私はこんな田舎に住んでいるのかと泣いていました。同級生は恋愛と性交渉しか興味がないし、東京に遊びに行く話をすると、千葉にあるテーマパークの話しかしない。私と話が合う人がいないんです」

中高生の梨々花さんに興味があったものを伺うと、「大人の恋」と答えます。

「ドラマの中に出てくるような恋に興味がありました。例えば、外資系金融会社勤務のエクゼクティブとバーで出会って一目ぼれされたり、テレビ局や広告代理店勤務の男性と旅先で恋に落ちたり……そんな恋が東京に行ったらできると思っていた。ウチの地元なんて、ウチの父みたいな作業着を着て、タバコばっかり吸っている薄汚いオッサンとか、くたびれた背広を着た役所の人しかいないから」

ただ、ひたすらに、東京の男性と恋がしたかったそうです。

「実家が渋谷区神宮前とか、港区元麻布とか、そういう人と恋することだけを考えていました。渋谷区、港区の地図を買って、『ここに実家がある人と結婚するんだ』と高校時代から思っていましたが、願えば叶うってあれはウソ。全然そんな人を引き寄せられない。最初に知りあったのは、ウチの街に東京から出張に来ていた22歳のサラリーマン。ウチの近くのショッピングセンターあった、品川ナンバーのクルマに運命を感じたんです。私は高校卒業後、進路が決まって、友達とカラオケをしていて、その帰りに見た『品川』の文字。地元の冴えない地名のプレートの中で光り輝いていました」

品川ナンバーのクルマに乗る男性が出てくるのを2時間待つ

「ウチの地元は初体験が超早いんです。10年くらい前に『14才の母』(2006年)ってテレビドラマが話題になっていましたよね。あのドラマは14歳で出産するヒューマンドラマだったけれど、ウチの地元じゃあんなのザラ。中絶のカンパが回ってきたり、中絶の時期を逸してしまい、そのまま生んで、その子の弟や妹として育てられていたり……。ウチの地元の常識と、東京の常識は全然違う。私はそこそこモテたから、初体験はまあまあ早かった。でも、そんなもんだと思っていたし、そこそこ好きな男子だったから幸せだった。それに、きちんと避妊もしてくれたし、その後も『デキてない?』と聞いてくれた。でも、なんとなく“カップル”認定されて、地元のマイルドヤンキーコミュニティーに組み込まれるのがイヤだったんですよね。それは“私はこの人達と違う”というプライドと、東京へのあこがれがあったと思います」

そこで突如現れた、品川ナンバー。梨々花さんは、そのクルマの持ち主を待ちます。そして、その日のうちにその持ち主の男性と男女の関係になったそうです。

「18歳の私は、品川ナンバーのクルマの持ち主が出てくるのをひたすら待ちました。女性かもしれないし、おじいさんかもしれない。でも待っていたら、22歳の男性がつかれた顔で出てきた。高校3年生の私にしてみれば、社会人って超大人。背が高くて、眼鏡をかけていて、歯並びが悪い人という印象しか残っていないけれど『東京の男性と男女関係になった』という特別感はすごかった。名前も会社名も忘れちゃったけど、品川ナンバーは営業車であって、実家は多摩センターだということ、大学は八王子にあったということは覚えています。あとは、英国の伝統的なトレンチコートのブランドの時計をしていたこと。私は、東京の男性って、スイスの王冠マークの時計を付けているモノだと思っていたのですが、そうじゃないんだな……と」

梨々花さんの中の東京への幻想は、上京してさらに広がっていきます。東京の男性とは、彼女の中では山の手の育ちの恵まれた家庭の男性を指しているようでした。

タワマンや高層ビルから見る夜景が、東京の象徴だと思っていた。

東京の外国語系大学に進学も「ウチの大学では、ムリ!」と判断、東京男子の現実を知る〜その2〜に続きます。

このニュースに関するつぶやき

  • 35か。10年早ければ努力したらまだなんとか出来たんだけどな。残念。
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  • 東京の人みんなロレックス、ってそれじゃ友達いなくなるよ。妄想酷すぎ
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