髪の毛が短いと、どのようにしてまとめ髪にしたらいいか、わかりにくいのではないでしょうか。
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、ミディアムヘアでもできる簡単アップヘアをご紹介します。
■ミディアムヘアでもできるアップヘア
用意するもの
・コイル状のゴム
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・小さいゴム(100均で売っている一袋にたくさん入っているゴムでOK)
・アメリカピン
・バーム
・ヘアオイル
・クリップ(必要な方)
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仕込み
コテやホットカーラーなどで全体を巻きます。この時、丁寧に細かく巻く必要はありません。あくまで全体にクセをつけるためなので、毛束は厚めに巻いてOKです。
巻き終わったら、オイルとバームを1:1で混ぜて、髪の毛全体につけておきましょう。
「ミディアムヘアでもできるアップヘア」のやり方
(1)ゴムで結ぶ前に一度、手で髪の毛を上にざっくり上げて、アップにした時の仕上がりを確認しましょう。
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「顔まわりや耳後ろに残り毛をどのくらい出すか」「アップの高さをどのくらいにするか」など、最初にイメージを固めておくと、アップにする時に失敗しにくくなります。
(2)ラフな質感を出すために、クシは使わず手グシでとかして上にあげ、ざっくり一つ結びにします。短くて結び目に届かずパラパラ落ちる毛は、ここでは気にしなくてかまいません。
ポイント
結ぶ高さは、鼻先と耳上を結んだ延長線上の高さがおすすめです。この位置で結ぶと、頭のシルエットがきれいに見えます。
ここで使うゴムは、コイル状のゴムを使うことがポイントです。普通のゴムと違って、ざっくりまとめたゆるふわ感を潰さずにキープしやすく、まとめた後に表面の毛束を引き出しやすいという特徴があります。
(3)頭のシルエットをきれいに見せてラフ感をアップするために、親指と人差し指の爪を使って一つ結びにした表面の毛束を引き出していきます。
この時、鏡を前と後ろに置いて、頭のシルエットを確認しながら引き出すとやりやすくなります。
(4)上にアップした時に、短くてパラパラ落ちてしまった毛をまとめて、下から上へくるりんぱします。
くるりんぱにする時、一つ結びにした後に毛先を裏側から通して表面に出すことがポイントです。こうすることで襟足がすっきりし、毛先が上のアップ部分と馴染みやすくなります。
もし毛先が馴染みづらい場合は、コテやアイロンで毛先にカールをつけましょう。
(5)巻いてある毛束ごとに逆毛を立てて、細かく割いていきます。こうすることでさらにボリュームが出て、ふんわりしてくれます。くるりんぱした毛先も同様に、逆毛を立てて細かく割きましょう。
このようにしてゴムを2つ使えば、ミディアムヘアでもアップヘアにすることができるので、ぜひ試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュインストラクター、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)