ホーム > mixiニュース > コラム > 【漢字トリビア】「小」の成り立ち物語

【漢字トリビア】「小」の成り立ち物語

1

2019年10月20日 11:10  TOKYO FM +

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TOKYO FM +

写真【漢字トリビア】「小」の成り立ち物語
【漢字トリビア】「小」の成り立ち物語
「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今日の漢字は「小さい」、「小説」の「小(ショウ)」です。
(TOKYO FM「感じて、漢字の世界」2019年10月19日(土)放送より)



「小さい」という漢字は、小さなものが散乱している様子を描いた象形文字。
白川文字学でおなじみの白川静博士は、この小さなものが「貝」であったと読み解きます。
かつて、貝は呪術や儀礼の場に使われ、装飾品や貨幣として尊ばれていました。

貝は、小さいけれど貴重なもの。
そこからこの漢字が「ちいさい、すこし」という意味になったのです。
美しい光沢を放つ子安貝は、遠く南方の海から届けられました。
神秘に満ちた、繊細なつくりの小さな貝。
それは、いにしえの人々にとって、大切に守るべきものだったのです。

『枕草子』、百五十一段「うつくしきもの」。
平安時代に使われた「うつくしい」という形容詞は、「愛おしい、愛すべき」という意味をもっています。

這い這いの途中でごみを見つけ、指でつまみあげてみせる赤子のしぐさ。
腕の中であやしているうちに寝入ってしまう幼子の顔。
清少納言は、子どもたちの様子をいくつかあげたあと、あふれる想いを記します。

― 何も何も、小さきものは、みなうつくし。

小さな命が粗末に扱われている昨今、この文字にこめられた想いが、多くの人に届きますように。

漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。
その想いを受けとって、感じてみたら……。
ほら、今日一日が違って見えるはず。

*参考文献 『常用字解(第二版)』(白川静/平凡社)
     『枕草子 新日本古典文学大系』(渡辺実/岩波書店)

10月26日(土)の放送では「嫌」に込められた物語を紹介します。お楽しみに。


----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年10月27日(日) AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:感じて、漢字の世界
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時 :TOKYO FMは毎週土曜6:40〜6:45(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:山根基世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/kanji/

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • 「うる星やつら」第158話に、「大切な小学生、大切な小学生」と喋る、リューゲンビリアという花が出てくる…あれ、リューゲン(流言)蜚語のリューゲンだったのね�Ԥ��Ԥ��ʿ�������(*`・ω・)ゞ�Ԥ��Ԥ��ʿ�������
    • イイネ!6
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

あなたにおすすめ

前日のランキングへ

ニュース設定