ホーム > mixiニュース > IT・インターネット > モバイル > 望遠レンズ搭載で「Pixel 4」のカメラは何が変わったのか? Pixel 3と比較する

望遠レンズ搭載で「Pixel 4」のカメラは何が変わったのか? Pixel 3と比較する

0

2019年10月21日 22:12  ITmedia Mobile

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia Mobile

写真「ああ、とってもオレンジ」として有名になったOh So Orangeの「Pixel 4」
「ああ、とってもオレンジ」として有名になったOh So Orangeの「Pixel 4」

 シングルカメラながら、なぜか背景がちゃんとボケる賢さときれいな夜景モードと安定した画質で「カメラ重視なら実はこれがいいんじゃね」とひそかに言われたGoogleの「Pixel 3」。



【その他の画像】



 廉価な「Pixel 3a」を経て新たに登場した「Pixel 4」は、デュアルカメラになってさらなる賢さを手に入れたのか。気になるよねえ。



 というわけで、Pixel 4を手に、Pixel 3と比べながらカメラ速報である。



●Pixel 4のカメラは広角とちょっと望遠のデュアル



 Pixel 4と4 XLがあるが、今回はXLじゃない方。個人的にはこのサイズの方が片手で持ったときにしっくりくるので好き。ディスプレイは5.7型。



 そして、デュアルカメラの搭載だ。正直なところ、Pixel 4は超広角と広角のデュアルにしてくると思っていたのである。超広角で、すっごく広い範囲を写して、このカメラが捉える画像は全部取り込んで解析してやる、っていう方がGoogleらしいなと勝手に思っていただけです、すみません。



 いやまあ、今でもその方がGoogleらしいと思わないでもないけど、搭載してきたカメラはオーソドックスな広角とちょい望遠。



 ただ、多くのスマートフォンは広角が35mm判換算で26mm相当、望遠は52mm相当と光学2倍の望遠カメラを積んできたのに対し、Pixel 4は44mm相当とちょっと短いのが特徴だ。



 仕様を見ると、広角カメラは1220万画素で絞りはF1.7、そして「視野 77度」と書いてある。この「視野」は写真用語で言う「画角」。この角度が大きければ大きいほど広角になり、より広い範囲が写る。画角が約77度は35mm判に換算すると27mm相当となる。



 望遠カメラは1600万画素で絞りはF2.4。「視野 52度」でつまり「画角が52度」ってことだから、これを35mm判に換算すると44mm相当となる。



 ではPixel 3と比べながら撮ってみよう。



●明るいところと暗いところを調整できる



 天候がいまひとつで、ちょいと雲が垂れ込めていたけど、お約束なのでガスタンクから。



 ディテールの解像感はほぼ同じ。Pixel 4の方が地味に見えるのは、半分は雲がかなり速く流れていて、微妙に明るさが変わっていたせいもあるかと思う。



 もう1つ、普通、この天候だともっとガスタンクが暗く写ってしまうのだけど(Pixel 3のように)、Pixel 4はうまく調整して明るく撮れている。えらいものである。



 それがよく分かる写真がこちら。



 影になっている部分、Pixel 4の方がちょっと明るく写っていて、全体がはっきりしているでしょ。階調のコントロールがより賢くなったのだ。



 何が起きているか。画面の適当なところをタップするとよく分かる。Pixel 3までは「明るさのコントロール」のスライドバーしか表示されなかったけど、Pixel 4ではそれに加えて、シャドー部をコントロールするバーも表示されるのだ。



 シャドー部を明るくしてやるともっと暗いところが持ち上がる。HDRが強くなるって感じ。



 別に「うどん」を強調したかったわけじゃないんだけど、こうすると見せたいものがはっきり分かる。単に「明るくする」(露出を上げる)だけだと、シャドー部も持ち上がって明るくなるけど、ハイライト部もより明るくなって白トビしやすくなる。だからシャドー部だけを持ち上げる機能は大事なのだ。やり過ぎると不自然になるのでバランスが大事だけど。



 もっとはっきりした逆光だと分かりやすい。Pixel 3だと暗くつぶれているところがちょっと明るくなっていて、赤い色がはっきり出ている。



 よいですな。



●ズームはどれだけキレイになった?



 もう1つ、Pixel 3 vs Pixel 4対決といこう。それはズーム。Pixel 4は画面をダブルタップすると「2x」ズームになり、ズームバーが現れる。



 27mmの2倍なので、54mm相当。ちなみに望遠カメラは44mm相当なのだが、望遠カメラは1600万画素と画素数が多いので、どうもそれをうまく使っている様子。



 実際、微妙にズーム倍率を変えながら撮って調べてみたら、1.6か1.7倍あたりで望遠カメラに切り替わっているかと思ったら、2xになったときに初めて切り替わっているようで、まあ、どっちのカメラを使っているかなんて気にするな、っていわれた気がした。



 まあいいや。その望遠で撮った絵がこちら。



 実にいい感じである。



 Pixel 3でダブルタップして望遠にしたものと等倍で比べて見ると、違いがめちゃよく分かる。Pixel 3はダブルタップすると2倍になるかと思いきや、もうちょっと大きくなるのであるが(3xくらい?)、それはどうでもいいので、等倍で並べてみた。



 五重塔の瓦の先を見てもらうと違いが一目瞭然。



 Pixel 4の方は「○○○○」と瓦の丸いとこがちゃんと解像されているけど、Pixel 3の方は「ーーーー」と一直線になっちゃっている。



 さらに、どちらも最大倍率まで望遠にしてみた。Pixel 4は8xまで上がるのでPixel 3の最大倍率よりちょっとデカくなる。こちらも等倍で比較。



 いやあ、なんかデジタルズームでめいっぱい望遠にしても、これだけちゃんと撮れているのはすごい。無理にシャープネスをかけていないので、もわっとはしているけど、その分不自然さを感じないのだ。



 えらいもんである。



 もう1つ感じたのは、ホワイトバランス。各シーンで微妙に違うのだが、代表的なところでは、室内で撮ったランチの写真を。Pixel 3の方が青っぽい。Pixel 4の方がナチュラル。



 もちろんいつでもPixel 3の方が青っぽくなるわけじゃない。逆のこともあったが、その場合も、Pixel 4の方が期待した色合いだった。より賢くなったと思っていい。



 1日だけちょっとPixel 3/4を持って散歩しただけでこれだけの違いが出たのだ。これなんか、影になっているとこもはっきり色が出ていて微妙に明るいし、空の色もナチュラルだし、なかなかよい感じである。



●ポートレートモードはどうなった?



 デュアルカメラになったら気になるのがポートレートモード。



 Pixel 4はポートレートモードにするとちょっと望遠になり、背景をボカした写真とそうでない写真の2枚が撮影される。この辺はPixel 3と一緒だ。



 デュアルカメラ化でポートレートモードは進化したか。今回、実在の人物が間に合わなかったので、非実在の方で失礼します。



 分かりやすいとこで、右手に注目。



 手に持っている棒と看板、Pixel 3の方はちゃんと判別できていない。これはデュアルカメラ化による正確さが現れているといってよさそうだ。Pixel 3もシングルカメラにしては非常に出来がよかったのだけど、デュアルカメラ化でより正確になった。



 もう1つ。今度は顔がないけど。



 一見、Pixel 3の方が背景は大きくボケているけど、Pixel 4の方がより正確に奥行きを判断している。



 も1つおまけにパンダ。



 これ、浅草の花やしき前にある郵便ポスト。ポストの上に「パンダの遊具のミニチュア」が置かれているのだ。パンダじゃなくてパンダの遊具ってとこがミソ。



 で、このパンダがのっかっている郵便ポストを見ると、Pixel 4と3の違いがよく出ている。



 ついでにいえば、こういうとき、普通はパンダの白が抑えられてちょっと暗く写りがちなんだけど(Pixel 3)、ちゃんと白く明るく写っているのはエライ(Pixel 4)。



●夜景モードは相変わらず強力



 最後はみんな大好き夜景モード。



 浅草は仲見世の夜の様子をどうぞ。



 一見、同じだけど、Pixel 4の方がディテールがちゃんと解像していて、ダイナミックレンジがちょっと広くなっているのがポイントかな。



 ただ、暗ければ暗いほど、撮影に時間がかかるので、手持ちで撮るときは息を止めるべし。



 カメラアプリのデザインもちょっと変わった。各種設定が1つにまとめられた感じ。



 また、シャッターボタンを長押しすると、押している間だけ動画が撮影されるようになった。ただ撮れる動画サイズは小さい(1024×768ピクセル)ので、使いどころは微妙かも。



 まだ細かく追求したいところはあるけど、取りあえずはこの辺で。Pixel 3と比べて違いが出た点を中心に見てきたんだけど、デュアルカメラ化のみならず、派手じゃないけど完成度上がっているのは確かですわ。


    あなたにおすすめ

    ニュース設定