『テラスハウス』東京編・第20話ーー新メンバー・花が早くも一目惚れ、“卒業の定番”が変化?

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2019年10月22日 00:41  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第20話が、本日10月22日に配信された。


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 前回、卒業宣言をした香織が、いよいよテラスハウスを出る日が訪れる。朝、気を利かせて、“卒業はスタートメンバーだけの時間を過ごして下さい。I WILL MISS U KAORI”と黒板に書き残したペッペ。そのため、春花と流佳だけで、卒業する香織を見送ることに。朝の光の中、名残惜しそうにハグをしてから、香織は旅立っていった。


 今までの『テラスハウス』であれば、何日も前から卒業することを報告し、前日には全員で食卓を囲むのが定番だった。しかし今回は、莉咲子の後追い卒業から始まり、続く翔平は挨拶なしで去っていき、香織もまた退去を前日に伝えるなど、急な卒業が相次いでいる。会おうと思えばすぐに会える都内という環境もあってか、メンバー同士の結びつきが、今までの『テラスハウス』とは少し違う印象を受ける。自身のだらしない部分もさらけ出し、のんびりとした時間を過ごした今回の初期メンバー。良いところも悪いところも曖昧にしながらやり過ごしてきた印象だ。そのため、歴代シリーズの中でも、“ファミリー感”は最も強いように感じる一方で、別れは驚くほどあっさりしている。そこに新メンバーが続々と加わってきたことでいま、テラスハウス内の流れが、大きく変わり始めたように思う。


 香織が去ってすぐに、新メンバーとしてやってきたのは、21歳の女子プロレスラー・木村花。流佳や愛華と同世代であることに加えて、インドネシアと日本のハーフであることから、同じく海外がルーツのペッペとも意気投合し、初日からすぐに馴染んでいく。花の人懐っこい性格は、テラスハウスに、明るく爽やかな風を吹き込んだ。


 女子プロレスラーという特殊な仕事から、花に興味津々な様子のメンバーたち。ペッペは「試合は毎週?」「プロレス中の写真ある?」など、積極的に質問を重ね、話を広げていく。初めは緊張気味だった花も次第に打ち解けていき、自身が試合中に鼻血を滴らせながら意識朦朧としていたときの写真を見せるなど、場を盛り上げる。そんな中、テラスハウスに入居した理由を聞かれた花は、「素敵な恋を探しにきました」とはにかんだ。それを聞いた愛華は、自身も同じように恋愛がしたくて入ってきているため、「素敵な恋を探したい! 一緒に探しましょう〜」と笑顔を見せた。


 その夜、さっそく恋バナに花を咲かせる愛華と花。合宿のため、ここのところテラスハウスにいない凌の存在を聞いた花は、同じスポーツ選手ということもあり、強く興味を示し出す。愛華に、凌の横顔の写真を見せてもらうと、「ヒゲじゃん!」「見てみた〜い。カッコ良さそう!」と期待に目を輝かせる。


 そんな花は、流佳に対しては「美青年」とルックスの美しさに感動している様子だった。流佳の年齢の話から、花が数時間後に誕生日を迎えることが発覚する。メンバーは翌日、慌てて準備をして、花の誕生日会を開催した。


 花の誕生日当日、ペッペはイタリア語で<ハッピーバースデー>と歌いながらスパークリングワインを用意。その後ケーキも登場し、みんなに祝ってもらった花は、とても喜び、とびきりの笑顔を見せる。話題がプロレスのコスチュームに移ると、サービス精神旺盛な花は衣装に着替えて登場するなどして、みんなを楽しませた。誕生日が終わる数分前、最後のお願いを勧められた花は、「好きな人がいる人は挙手!」とメンバーの恋愛事情に切り込む。そこで花以外のメンバーは全員目をつむることになったが、手を挙げたのはペッペだけだった。


 その後、ペッペを屋上に呼び出した花は、手を挙げた人が他にいなかったことを告げる。そして、ペッペの好きな人を細かく聞き出していった。年下の女性を最近好きになったと明かしつつ、ペッペは「すごい聞くね!」と笑いながらツッコミを入れる。花が「思ったこと、言っちゃう」とやや申し訳なさそうに口にすると、「いいよ! すごい好き、日本人ぽくないからね」とスマートに返すペッペ。しかし、花はその性格のせいでヘイトをもらうことも少なくないと、悲しそうに打ち明けた。ペッペは「僕も同じだよ。外国人で、結構適当なこと言うから。花みたいな人の方がいいよ」と優しくフォロー。海外にルーツのある二人だからこそ、ノリも似ているのか、気兼ねなく会話を楽しんでいる様子だった。


 そして、いよいよテラスハウスに凌が帰ってくる。凌の姿をみて、一瞬で恋に落ちる花。ときめいている様子が表情や仕草など、全体から伝わってくる。誕生日会での衣装を身に纏った花の写真を見て、「嫌いじゃないけどさ! 2日目でこれやったんでしょ! パンチ半端ないな!」と笑う凌。そして、花の目をしっかり見ながら、「練習は?」「他に試合は?」などと質問攻めしていく。そんな凌に花はすっかり照れてしまい、目もまともに見られない状態に。花が週末に行う試合の話題になると、凌はノリノリで「めっちゃ応援するよ! もうお前くんなってくらい応援する」と笑顔で宣言。花に力強いエールを送った。


 凌に対してわかりやすく照れまくる花だが、春花は気がついていないのか、お構いなし。花の目の前で、凌とデートの約束を交わしてしまう。さらにスーパーに行きたいと言い、そのまま凌と二人で出て行ってしまった。スタジオでは、こういった春花の気遣いのなさに非難の声が上がる。YOUは「(花に対して)『行く?』って行ってあげる(気遣いは)ないわけ?」と疑問を呈した。


 その後プレイルームで、流佳と二人になった花。流佳が「見てて思ったけど、(凌に)ときめいている感じだった」と指摘すると、花は大声で笑い出し「何かドキドキした!」と嬉しそうに打ち明ける。「かっこよくない? ノリが好き。ゆるいけど、アッパーな感じ。緊張しちゃってダメだったな」と、恥ずかしそうにしながらも楽しそうに凌のことを語り出す。流佳が「ご飯行ってみなよ」と提案するが、花は「無理だよ〜」と弱気な姿を見せる。ほかにも、「なんで私、すっぴんで初対面しちゃったんだろうって後悔してる……」と嘆くなど、乙女モード全開な花。ふと、「でも、凌さんは春花さんのことタイプなんだろうなって」と呟き、落ち込んでいた。春花の言動がさっそく花にダメージを与えてしまっていたようだ。


 メンバーがほとんど入れ替わり、初期メンバーも残るは春花と流佳の二人だけ。春花はここにきて仲の良かった香織や翔平がいなくなり、どことなく居心地の悪そうな表情を浮かべるシーンも増えてきたように思う。唯一、話が合うというペッペはすでに好きな人がいる様子だが、二人が恋に進展する可能性はあるのだろうか。新メンバーが増えたからこそ、初期メンバーの今後が気になるところだ。(文=Nana Numoto)


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