空飛ぶタクシー用のステーション「VoloPort」プロトタイプをVolocopterがお披露目

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2019年10月22日 11:51  Techable

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空飛ぶタクシーのサービス展開を目指しているドイツの航空スタートアップVolocopterは、シンガポールでステーションのプロトタイプをお披露目した。

実際にサービスが商業展開されるときに使われるフルスケールのステーションで、この手のものとしては世界初という。
・モジュール式ステーションの名称は「VoloPort」。モジュール式となっていて、ルーフトップや駅、駐車場などあらゆるところに設置できるとのこと。客が乗り降りするための場所ということで、ステーションは空飛ぶタクシーが垂直に離発着するパッドの近くにくる。

滑走路を必要とする飛行機に比べると空飛ぶタクシーはさほど場所をとらず、同社は街中などにもステーションを設置できる、としている。
・年内に試験飛行一方の機体の方はというと、最新バージョンは18ローター搭載の2人乗り。フル充電で35キロ飛行でき、最高速度は時速100キロだ。目立って速く飛べるわけではないが、交通渋滞を回避できるのがメリットだ。

同社はすでにテストフライトを繰り返し、拠点を置くドイツでは空港とインフラ整備にも着手。先日はフィンランド・ヘルシンキ国際空港で空港管制下でのテストフライトも行うなど、商業展開に向けて着実に歩みを進めている。

順調にいけば、年末までにシンガポールで試験飛行を開始できる見込みという。

Volocopter

(文・Mizoguchi)

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