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田原総一朗「皇室消滅の回避は急務 今、女系天皇否定の根拠はない」

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2019年10月23日 07:00  AERA dot.

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写真田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社
田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社
 ジャーナリストの田原総一朗氏は、皇室の消滅を回避するために、女系天皇の審議を引き延ばすべきではないと指摘する。

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*  *  *
 10月22日に「即位礼正殿の儀」が行われる。

 そこで、あらためて天皇について考えてみたい。日本人にとって天皇とはどういう存在なのか。

 実は、私は高校生のころから疑問を持ち続けてきた。

 たとえば、源頼朝は武力で日本を支配した人物だ。ヨーロッパや中国ならば、天下を取れば、自分が最高位に就く。ところが頼朝は、何の力もなく、カネもない天皇をなぜか自分の上に置いて、その天皇から「征夷大将軍」という位をもらって、天下を治めることにした。

 足利尊氏は、後醍醐天皇に打ち勝ちながら、後醍醐天皇に致命傷を与えず、なんと南北朝、つまり2人の天皇を置くことになった。

 徳川家康にしても、天皇から「征夷大将軍」という位をもらっている。

 日本には「革命」ということは起きず、いつの時代も「維新」なのである。

 太平洋戦争で日本が敗れた後、日本を占領した連合国軍のトップであったマッカーサー元帥も、昭和天皇の戦争責任を問わず、「象徴」として日本再建のために協力し合うことになった。日本人にとって、天皇がなくてはならない存在だと捉えたのであろう。

 昭和天皇は、皇太子であった現上皇に、天皇の戦争責任について深く、強く述べられたはずである。現に、昭和天皇は敗戦の年の9月27日、マッカーサーと会談したときに「戦争遂行にあたって、政治、軍事両面で行われたすべての決定と行動に対する全責任を負っている」と表明されているのである。

 現上皇は天皇時代に、戦争で迷惑をかけた国々を訪ねて謝罪し、激戦地をくまなく巡って、戦争の犠牲者たちに対して心を込めて鎮魂した。そして、憲法を守り、平和を堅持することに努めた。

 昭和の戦争の責任について償う気持ちを固く持ち、そして平和憲法を守る。こうした上皇の強い姿勢は、新天皇も受け継いでいるに違いない。

 だが、心配なことがある。新天皇の次の世代の皇室の男性は悠仁さま一人しかいない。ほかは、数が多くはないが、すべて女性である。女性宮家を認めないと、皇室が消滅してしまう恐れがある。

 日本人にとって皇室はなくてはならぬ存在で、安倍首相もそのことはもちろんよくわかっているはずだ。

 だからこそ、令和になれば、そのことの審議を始めることになっているのである。

 そして、女性宮家の審議を行うということは、当然ながら議論は女性天皇にまで及ぶことになる。

 明治以前には8人の女性天皇が実在していたのである。明治以降、女性天皇が登場しなくなったのは、天皇は「陸海軍を統帥する」大元帥であり、女性は兵役に就けなかったからであった。

 今、自衛隊には女性も参加できる。

 それに、現憲法で男女同権となり、女性の参政権が認められたのである。

 現憲法が発布されるまでは、女性は選挙権も被選挙権もなかったわけだ。

 男女同権になったからには、女性天皇、いや女系天皇を否定する根拠はなくなる。
 少なくとも、女性宮家、そして女性天皇についての審議を引き延ばさずに行うべきである。

 国民の多くは、それを求めているはずである。

※週刊朝日  2019年11月1日号

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  • えっ!? ネトウヨって女性が天皇になること反対してる集団だったの?? 流石差別主義者たちだな。 てっきり話はまとまってると思ってた。 https://mixi.at/agvVo1Q
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