ホーム > mixiニュース > トレンド > 三陸鉄道、全線再開めど立たず

「やっと復興したのに」=三陸鉄道、全線再開めど立たず

85

2019年10月23日 07:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

写真一部区間で通常運行する三陸鉄道リアス線の電車に乗り込む乗客=21日、岩手県釜石市
一部区間で通常運行する三陸鉄道リアス線の電車に乗り込む乗客=21日、岩手県釜石市
 東日本大震災で津波の被害を受け、3月に全線開通した三陸鉄道リアス線が、台風19号で再度被災し、半分以上の区間が不通となっている。全線復旧の見通しが立たない中、全国の「三鉄ファン」からは義援金など支援の動きも出ている。

 岩手県沿岸部を走る三陸鉄道は、東日本大震災の津波で駅やレールが流される被害を受けたが、北リアス線が地震発生の5日後に一部区間で運行を再開するなど、復興の象徴的存在となった。今年3月には、久慈−宮古間の北リアス線と釜石−盛間の南リアス線、JR山田線から移管され8年ぶりに運行を再開した宮古−釜石間が一本につながり、リアス線として新たに開業した。

 台風19号では、盛り土の流出により線路のみが残った箇所が複数あるほか、踏切機具が冠水したりトンネルが土砂でふさがれたりして、77カ所の被害があった。三陸鉄道の村上富男事業本部長は「被害状況の調査だけで時間がかかっている。(全線復旧まで)何カ月かかるか分からない」と話す。

 不通区間では代行バスが運行されているが、本数は通常時の列車の3分の1程度。宮古市から釜石市内の病院に通う女性(80)は「やっと復興したのに残念。それでも本数は少ないが、バスを出してもらえるのはありがたい」と話した。

 15日から通常運行を始めた釜石−盛間を利用して釜石市に来たという大船渡市の新沼哲子さん(84)は、「ないと大変。復旧が早くて助かった」と話す一方、「やっと通ったのにね」と残念そうだった。

 三陸鉄道によると、台風被害の後、義援金を送りたいという連絡が相次いで寄せられ、17日から受け付けを開始した。既に100件以上の寄付があり、「復旧したら必ず乗りに行く」という声も届いているという。

 村上本部長は「三鉄ファンが多く、いっぱい応援していただいてありがたい」と感謝を表した。 

盛り土が流出して浮いた線路=13日、岩手県山田町(三陸鉄道提供)
盛り土が流出して浮いた線路=13日、岩手県山田町(三陸鉄道提供)


土砂が流入した三陸鉄道リアス線の真崎トンネル付近=14日、岩手県宮古市(三陸鉄道提供)
土砂が流入した三陸鉄道リアス線の真崎トンネル付近=14日、岩手県宮古市(三陸鉄道提供)

このニュースに関するつぶやき

  • 本当に遣り切れない。これで立ち直れなくなってしまったら残念至極。そりゃそうと、この「電車」には「パンタグラフ」が無い。不思議だねぇ。と突っ込みが。
    • イイネ!3
    • コメント 0件
  • 踏んだり蹴ったりですが、また甦ります。頑張れ三鉄。カンパしよう。
    • イイネ!28
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(35件)

あなたにおすすめ

ニュース設定