レッドブル・ホンダF1チームのマックス・フェルスタッペンは、過去2年、メキシコGPで優勝しているものの、今年のフェラーリは強敵であるとして、3連勝は簡単ではないと、慎重な見方をしている。
2017年と2018年に、フェルスタッペンは予選2番手から優勝を飾っている。レッドブル時代のダニエル・リカルドが2016年には3位表彰台、2018年にはポールポジションを獲得しており、チームはメキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで好結果を出してきた。
「メキシコに行くのを楽しみにしている。過去2年に2勝を挙げ、特別な週末を過ごした場所だからなおさらだ」とフェルスタッペンは言う。
「メキシコGPは素晴らしいイベントで、F1への情熱を持ったファンが多い。人々がとてもフレンドリーで、のびのびしているところも好きだ。食べ物もおいしいしね」
「大勢の観客が詰めかけてくれるし、マリアッチ(メキシコの音楽を演奏する楽団)がいたり、表彰台にDJが上ったり、オーガナイザーはすごくクールな雰囲気作りをしているよね」
フェルスタッペンが今年もメキシコで高いパフォーマンスを発揮し、2019年3勝目を獲得することが期待されているが、彼自身は慎重な姿勢でこの週末に臨もうとしている。メキシコGPは高地で行われ、それがパワーユニット、マシンの空力、冷却面に大きな影響を及ぼし、ドライバーにとってもチームにとっても過酷なレースになる。
「このコースは走っていて楽しい」とフェルスタッペン。「独特のトラックで、標高が高く、それによってグリップが落ちてしまう。コーナーはかなりテクニカルで、最適な形で走るのが簡単ではない」
「でも僕らはここでうまくやれる傾向にある。今年は、フェラーリのペースを考えると、いつもより少し苦労すると予想しているが、それでもいいレースができるはずだよ」