日本シリーズ第2戦・ソフトバンクに勝利を呼び込んだ松田宣浩 “熱男”を生んだムネリンの言葉

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2019年10月23日 10:52  Techinsight Japan

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NHKドキュメンタリー『スポーツ×ヒューマン』に出演した松田宣浩(画像は『松田宣浩 2019年10月20日付Twitter「ナイスゲーム!明日、是非観て下さい!」』のスクリーンショット)
プロ野球・日本シリーズ2019「福岡ソフトバンクホークス−東京読売巨人軍」の第2戦がヤフオクドームで行われ、「ソフトバンク 6−3 巨人」でソフトバンクが2勝目を上げた。ソフトバンクはパ・CSファーストステージで工藤公康監督の苦渋の決断によりスタメンから外れるほど不調な時もあった松田宣浩が、この日は先制3ランを放ち勝利を大きく手繰り寄せた。久々の「熱男ー!」が飛び出しドームも大合唱で沸いたが、一部ファンからはゲームの成り行きについて「勝ってよかったけど最後がちょっとね…」という冷静なツイートも見受けられる。

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ソフトバンクは高橋礼、巨人はメルセデスが先発して両チーム6回まで無得点という投手戦が続くなか、7回に巨人がリリーフを大竹寛に託すと流れが変わる。1、3塁のチャンスで打席に立った松田宣浩がバックスクリーンにホームランを放ち勢いをつけた。打った瞬間、バットを放り投げて喜ぶほど手応えのある一発で、本塁を踏んでからの「熱男ー!」も力強く最後の回転にもキレがあったようだ。

さらに松田は8回の打席でもいい当たりを見せてバットを放り投げるが、これは平凡なレフトフライでアウトとなる。ベンチに戻ると1983年生まれの同級生コンビで知られる川島慶三が隣に座り、松田の頭を軽くしばく場面もあって“松田劇場”を見るような盛り上がりである。

テレビ中継の視聴者からは「テラスの申し子w マッチの打った瞬間の喜びから僕も入ったと思ってしまいました笑」、「騙されてテレビの前でガッツポしたのは俺」、「松田宣浩さんの頭をはたく川島慶三さんがバッチリ全国に流れてて草」、「川島が松田の頭こずいてた! 日本シリーズでも愉快なベンチ!!」などのツイートが飛びかっている。

そんなソフトバンクのムードメーカー松田宣浩は現在36歳になるが、そのバイタリティの秘訣はどこにあるのか。彼は以前、テレビ番組の取材で「熱男」誕生について、当時チームメイトだった先輩・川崎宗則の影響だと話している。

川崎宗則と言えばホークス時代にプレイだけでなくベンチでも鼓舞してチームを牽引、“ムネリン”の愛称で親しまれた。メジャーに挑戦してからも海外でムードメーカーとして注目されたほどだ。現在は台湾プロ野球で味全ドラゴンズの客員コーチを務めており、従来の元気を取り戻したようである。

松田はホークス時代の川崎が「プロ野球選手は常に見られているのだから、良い時も悪い時も大げさにリアクションしよう。勝った時、打った時はオーバーリアクションで喜ぼう」とアドバイスしてくれたという。

さらに「もうメジャー行くから、ホークスの元気印は任せた」と言われた松田は、若手に負けず声を出していこうと考え、2016年のチームスローガン『熱男2016』をヒントに「熱男ー!」のパフォーマンスを生み出したのだ。

日本シリーズは22日、東京ドームで第3戦が行われ「ソフトバンク 6−2 巨人」でソフトバンクが3連勝した。日本一に王手がかかったが「熱男ー!」が何度響くかにも注目したい。



画像は『松田宣浩 2019年10月20日付Twitter「ナイスゲーム!明日、是非観て下さい!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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  • あっつおー!、球場でやるの、楽しみなんだな。
    • イイネ!7
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