WRC第13戦スペイン:前年覇者のローブが総合首位浮上。トヨタのタナクは総合5番手

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2019年10月26日 12:11  AUTOSPORT web

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セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)
2019年のWRC世界ラリー選手権第13戦スペイン(ラリー・エスパーニャ)は10月25日、SS1〜6が行われ、スポット参戦している前年覇者のセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位につけた。

 シリーズチャンピオンを争っている3名のうち、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合2番手、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合5番手につけた一方、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)は油圧トラブルがあり、総合17番手と大きく出遅れている。

 大会期間中にグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のステージが入り交じるミックスサーフェス・イベントの第13戦スペイン。競技初日の25日(金)はグラベル主体の6ステージが行われた。

 この競技初日で大きく出遅れたのがオジエ。オジエはオープニングのSS1でトップタイムを刻み、総合首位発進となったものの、直後のSS2スタート直前に油圧トラブルに見舞われ、パワーステアリングに不具合を抱えてしまった。

 コースサイドで応急処置を行い、SS2を完走したものの一時は総合28番手まで後退。その後は確実にポジションを上げてきたがトップと4分1秒4差の総合17番手となっている。

 オジエが後退したSS2ではヌービルが総合首位に浮上、その直後のSS3からはダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位に浮上するなど、ヒュンダイ勢が上位を席巻。そのなかでもっとも勢いをみせたのがローブだった。

 ローブはSS3、SS5〜6の3ステージで最速タイムを刻むと、SS6終了時点で総合首位に浮上、総合2番手に続いたヌービルに1.7秒差をつけた。総合3番手はソルドでヒュンダイ勢がトップ3を占めている。

 チャンピオン獲得に王手がかかるオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)は首位と21.7秒差の総合5番手で競技初日を終えた。そのほかトヨタ勢はクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合6番手。ワークスチームではないものの4台目のヤリスWRCを駆る勝田貴元も総合9番手で走行を終えた。

 シトロエンのもう1台、エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)はSS4を終えた時点で総合7番手につけていたものの、その後にエンジントラブルが発生。競技全体のリタイアを余儀なくされている。

 2019年のラリー・エスパーニャ、競技2日目となる26日(土)はSS7〜13の7SSが行われる。この7SSは初日と異なりターマック主体の構成となる。

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