日本で保育士をしていた筆者は、現在オーストラリアで現地のファミリーの家で保育や家事のお手伝いをしてお給料をいただくオーペアというお仕事をしています。
今日は、オーストラリアと日本の保育制度の違いについてご紹介したいと思います。
●KinderGarten/Kindy(キンダーガーテン/キンディー)
プレスクールは幼稚園に近い役割を持っています。3歳から5歳、小学校に入学するまで通うことができます。キンディーは教育施設のひとつなので、幼児教育が目的の施設で、教育内容については各園の方針によって異なってきます。時間は朝8時50分ごろから午後3時ごろまでのところが多いようです。
(オーストラリアでは州によって呼び方が異なり、Pre-schoolと呼ぶこともあります!)
●Daycare(デイケア)
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日本の保育園に近い施設です。0歳児から預かってもらうことができ、キンダーガーデンに入学するまで通うことができます。朝7時から夕方6時くらいまで開いているところが多いようです。ちなみに、筆者のファミリーの子どもは2歳なのですが火曜日から金曜日までの週4日間デイケアに通っています!
オーストラリアの保育サービスにかかる費用はとても高額です…! ですので、両親のどちらかがお休みの日は子どももお休みをさせる家庭がほとんどです。
日本では年間の契約で、月ごとに保育料を払う仕組みですが、デイケアは1日ごとの保育料の支払いシステムになっているのです。なので、必要な時だけ利用するという感覚で預けているようです。
デイケアでの保育は一言でいうと個性重視!自由!一斉保育というよりは、コーナーを設けてそれぞれが好きな遊びを楽しむといったスタイルです。
おままごとコーナーがあったり、お人形コーナーや数字などのちょっとしたお勉強コーナーなど、一部屋の中に様々なコーナーが用意されています。子どもたちはその日にやりたいことを自由に選択して遊ぶことができる仕組みです。
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また、オーストラリアは移民が多く、さまざまやバックグラウンドを持ったファミリーがたくさんいます。ですので、子どもたちがそれぞれ持っているバックグラウンドや文化、考えを認めて尊重していくということを大切にしています。保育者はもちろん、子ども同士でもお互いを尊重しあえるように促すことが大切になってきます。
髪の色も違えば、瞳の色も、生まれたルーツも違っています。それを当たり前のこととして受け止めているオーストラリアの在り方が、子どもの個を大切にする保育に繋がっているのだと思います!
“みんな違うのが当たり前”という感覚を持つことってとっても素敵なことですね!
時には個性がぶつかり合って大変なこともあると思うのですが、お互いがお互いを知り、認め合う機会だと捉えると大切な場面です。オーストラリアの子どもたちと関わっていて、子どもたちの自己肯定感の高さに驚かされます。きっとその根本には、個を受け止めて育てるという保育の在り方があるんですね。
【画像】
※ Natalia Kirichenko、sirtravelalot、fizkes / Shutterstock
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