ジェンソン・バトン、2019年限りでのスーパーGT活動終了を表明「もてぎが最後のレースになる」

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2019年10月29日 17:31  AUTOSPORT web

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GT500勢の一翼を担い、DTM第9戦ホッケンハイムにホンダNSX-GTとともに挑むジェンソン・バトン
スーパーGT GT500クラスにRAYBRIG NSX-GTで参戦するジェンソン・バトンは10月29日、自身のInstagramのなかで、11月2〜3日に栃木県のツインリンクもてぎで行われる第8戦が、スーパーGTにおけるバトン自身のラストレースになると表明した。

 2009年のF1ワールドチャンピオンであるバトンは、F1引退後2018年からスーパーGTでの活動を開始。山本尚貴と組んでRAYBRIG NSX-GTをドライブすると、参戦初年度にしてチャンピオンを獲得。今季もカーナンバー1を背負いスーパーGTに参戦したほか、DTMドイツ・ツーリングカー選手権にもNSX-GTを駆りゲスト参戦した。

 そんなバトンは29日、自身のInstagram(jensonbutton)で、「今週末のシーズン最終戦もてぎを前にしたこの機会に、スーパーGTでの最後のレースになることを発表したい」と2年間のスーパーGT活動の写真とともに綴った。

「F1から離れることを決めたとき、僕は最高峰のレベルで、自身をかき立てるレースに挑戦してみたかった。そして、2年間のスーパーGTの活動で、それを実現することができたんだ。僕のキャリアの多くをともに過ごしたホンダと一緒に次なる挑戦を続けられただけでなく、僕が組んだ最高のチームメイトのひとりで、素晴らしい人物である山本尚貴と組むことができた」

「僕たちは、僕のルーキーイヤーでチャンピオンを獲得することができた。これは、僕が最も誇りに思っている成果のひとつだよ」

 そしてバトンは、日本、そしてチームへの感謝を綴った。

「素晴らしいファンと彼らのこのスポーツに対する情熱がある日本は、僕のキャリアを通じて特別な場所であり、彼らの前でシーズンを通じて戦えたことを誇りに思うし、多くの素晴らしい思い出を生んでくれた。この機会に、素晴らしいファンの皆さんに感謝したい」

「そして素晴らしいチームメイトの尚貴、モータースポーツのレジェンドのひとりである(高橋)国光さんに率いられた、若き才能が揃ったTEAM KUNIMITSUのみんな、そして国光さん。彼らは信じられないほど揺るぎない情熱とプロフェッショナルな仕事をしてくれて、彼らと働くことを楽しむことができた」

「そして、僕のキャリアの新しいチャプターを記すことを助けてくれた、すべてのホンダファミリーに感謝したい」

 バトンは最後に、「この週末に向けてカウントしよう」と記した。バトンはすでに11月のスーパーGT×DTM特別交流戦には参戦しないことを表明しており、“レース”としての参戦はこのスーパーGT第8戦もてぎが最後になりそうだ。
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