マクラーレンF1、メキシコGPでは久々のノーポイント。「必要なものはすべて揃っている」と反撃誓う

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2019年10月29日 19:01  AUTOSPORT web

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カルロス・サインツJr.(ルノー)
マクラーレンF1チームは、F1第18戦メキシコGPをノーポイントで終えた。しかし彼らは、コンストラクターズランキングで4位の座を獲得するために必要なものはすべて揃っていて、次戦アメリカGPでは競争力を取り戻すことが重要だと考えている。

 マクラーレンにとって、メキシコGPは厳しいレースになった。ランド・ノリスはピットストップ時にフロントタイヤが正しく装着されないというトラブルに見舞われた。そしてその後、パワーユニットを温存するというチームの決断によって、ノリスはリタイアすることになってしまった。またチームメイトのカルロス・サインツJr.は13位だった。

 レース後、マクラーレンF1チームのマネージングディレクターを務めるアンドレアス・ザイドルは「我々にとって厳しい日曜日となった」と語った。

「何度か良いレースができた週末があったが、ここではそうはならなかった」

 マクラーレンは金曜日と土曜日には力強いペースを見せていたが、日曜日はそうはいかなかった。

「確かにペースの面では、今日は後退したようだ」

「実際のところ、他の2日間に比べて日曜日のペースが異なるというのは、随分久しぶりのことだ。我々はこの問題について必ず分析する必要がある」

「コンストラクターズ選手権において、これ以上ポイントを失うことにならなかったので幸運だったと思う。なぜならトップの6台がフィニッシュしたことで、残りのポイントがそれより下のチームにうまく分散されたからだ」

「このような1日は、我々がより強いチームになっていくプロセスの一部だ。今日は学びの機会が多くあったし、優れたチームになるために、今も多くの作業を行わなければならないことを思い出すことになった」

 マクラーレンは現在コンストラクターズ選手権において111ポイントを獲得し、4位となっている。一方ライバルのルノーはメキシコGPで5ポイントを獲得し、73ポイントを保持してランキング5位につけている。

 第17戦日本GPにおいて、ルノーのマシンは2台とも違法なブレーキシステムを使用したとして失格となった。そのためルノーは、ダニエル・リカルドが6位、ニコ・ヒュルケンベルグが10位に入賞して稼いだ9ポイントを失った。ルノーがこうしてポイントを失ったことで、マクラーレンは幸運だと感じているだろうか?

「答えはノーだ。我々はそのようには考えない」とザイドルは述べた。

「今回の失格に関係なく、我々は4位をかけて戦うために必要なものすべてを手にしていると考えている。我々には強力なマシンとチームがある。リセットし、こうした問題から学び、強くなって戻り、アメリカGPで反撃に出ようとすることが重要なのだ」

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