昨年発売されたApple Watch Series 4は、従来よりディスプレイサイズが一回り大きくなり、より多彩で情報量の多い文字盤デザインが使えるようになりました。そして今年、Apple Watch Series 5は常時表示Retinaディスプレイを搭載し、時計としてさらに大きな進歩を遂げています。これまでのモデルと何が違うのか、Series 5の特徴をおさらいしてみましょう。
○「時計」としての課題をついに克服、常時表示Retinaディスプレイ
Apple Watchはこれまで、ユーザーが見ていない間はディスプレイを非表示にすることでバッテリーを長持ちさせる方法を採ってきました。ユーザーが見ているか見ていないかはApple Watchの傾きや持ち上げ方(または画面タップ)で判断します。だから、手荷物やつり革を持っている時など、手首を十分に動かせない状況では見たくても表示されない事態が起きていたのです。
Apple Watch Series 5ではこの課題がやっと解消され、非表示にならない「常時表示Retinaディスプレイ」が搭載された初めてのモデルとなりました。その上で、バッテリー駆動時間は18時間(スペック値)と従来通りを維持していることもポイントです。