高岡早紀『リカ』第2部に向け意気込み!「リカのまた新しい側面がたくさん」

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2019年11月01日 17:12  TVerプラス

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高岡早紀が主演を務めるオトナの土ドラ『リカ』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40〜)の第2部(第5話)が、11月9日からスタートする。現在も撮影の日々を送っている高岡に、改めて『リカ』への思いや、撮影が進んで気づいたリカとの向き合い方、そして第2部の見どころなどを聞いた。

同ドラマは、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカの、愛情への渇望を描くサイコスリラー。第2回ホラーサスペンス大賞を受賞したベストセラー、五十嵐貴久の「リカ」シリーズの中から、「リハーサル」「リカ」の2冊を原作に、常軌を逸した女・リカが周囲を破滅に追い込んでいく戦慄のエピソードを2部構成でドラマ化する。

なお、『リカ』第1話の見逃し無料配信再生回数(FOD・TVer合計、集計は10月6日から12日)が歴代「オトナの土ドラ」22作品中、史上最高値を記録した。第2話と第3話についても、大きく数字を落とすことなく高いレベルで推移している。なお、第2部では大谷亮平がリカのターゲットとなる本間隆雄を演じる。

以下、高岡のインタビュー。

――第1部が終了し、改めてリカへの思いを教えていただけますか?

いつもそうですが、実際に撮影に入って演じてみないと分からないことがたくさんあります。相手役の方と絡んで想像だけでは分からない反応や想像できなかった部分があります。実際クランクインの前は台本を読んでもリカの気持ちがいまいち分からなかった部分もありました。でも今はリカの心の部分がくっきり見えてきたんです。そんな中で、本当にリカは一途な人だと思っています。邪念がないというと少し違うような気もしますが、やっぱり邪念はないんですよね。一途に相手を思うが故に邪魔者を消していくので、傍から見れば邪念のように思えますが、リカ自身は本当に真っ直ぐで、特に大矢先生(小池徹平)が死んでしまうシーン(第4話)を撮っていたときに、彼を本当に心から愛していたんだなって感じたんです。

――リカは可愛らしい部分もたくさん持っていると思います。

そうなんです。もったいない、残念な女性かもしれませんね。でもそれがリカの変わりようもない性格なので仕方がないんです。逆に視聴者の方にリカの良い部分も感じ取っていただけているのであれば、『リカ』という作品が怖いだけではなく、人物像として深みのあるものになれたのかなと思います。女性の視聴者の方は、「私はそこまでじゃないけれども……」と前置きしつつもリカに共感していただける部分はあると思うんです。一方、男性は、怖いとか気持ち悪いとかになってしまうのでしょうか。女性の気持ちを汲み取ることが苦手な男性の方には、リカのことは理解ができないかもしれません。そうなると見た目のエッジや行動で判断をしてしまうので、リカを怖いと思いますよね……。

――リカを演じる上での個性、気をつけていることはありますか?

気をつけているという言い方にはならないですが、演じている時はリカになっていないとできない役です。第1話で「28歳です」って、リカが言った時の周りの反応が個人的にはとても面白かったです。普通の人は自分がこういう風に言ったら、周りがどう印象を受けるか気をつけて発言をしていると思うんです。でもリカは自分の思いだけを伝える人。だから周りの反応が面白くて笑ってしまいそうだったので、なるべく周りを見ないようにしてリカを貫き通しました。

――リカのような恋愛に一途な思い、理解できるところはありますか?

私はそこまで恋愛にのめり込むことがもうないんです。なので、私自身で言うとあまり理解はできませんが、もちろん分からなくはないです。リカはひとりぼっちで友だちもいませんが、誰かに必要とされたいとか、誰かを必要とする気持ちが強い人。ひとりでは生きていけない、誰かいて欲しいという心情はとても分かります。

――第2部をどのように見ていただきたいか、視聴者の方にメッセージをお願いいたします。

第2部は第1部と全然違うストーリーで、大矢先生を思って3年間引きこもっていたリカが、ついに新しい運命の人を見つけます。リカのまた新しい側面がたくさん散りばめられていて、「あ、こんなことになるのか!」と、さらに楽しめるのではないかと思います。全体的にエンターテインメントの精神に沿って作られていて、実際の話として考えると怖いかもしれませんが、エンタメとして割り切って見ていただけたらとても楽しめるのではないかと思います。現場でも、いい意味で真剣になりすぎるとあまりにも怖い方向にしかならない。でもエンターテインメントとして、ある意味、みんなで面白がりながらやっています。そのほうがきっといい作品ができると思いますし、現場が楽しいのが、私自身も一番いいのかなと思っています。

<11月9日放送 第5話あらすじ>
映画会社・宝映に勤めるプロデューサーの本間隆雄(大谷)は、映画のリサーチの為に、マッチングアプリに登録する。別居中とは言え、妻子ある身としては、本来必要無いのだが……。そんな本間が書いた“神宮寺たかお、年齢・38、職業・作家”という嘘のプロフィールに興味を持ち連絡を取ったのは、リカ(高岡)だった―――。
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