CAMPFIRE、DANベンチャーキャピタルの株式取得でグループ会社へ

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2019年11月06日 13:01  Techable

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「資金調達の民主化」をミッションに、様々な形のクラウドファンディングサービスを展開中の株式会社CAMPFIREは、株式型クラウドファンディング「GoAngel」を運営するDANベンチャーキャピタル株式会社の株式を取得し、グループ会社として迎えたと発表した。
4種類のCFサービスを1社で完結CAMPFIREは、多様化するファイナンスニーズに応えるべく、国内最大の購入型CF「CAMPFIRE」をはじめ、寄付型CF「GoodMorning」、融資型CF「CAMPFIRE Owners」など多様なクラウドファンディングサービスを運営している。

このたび、同社では未展開だった株式型のCFを運営するDANベンチャーキャピタル株式会社の株式を取得し、グループ会社化を発表。なお、DANベンチャーキャピタルが運営する「GoAngel」は、CAMPFIREグループ内でDAN社創業代表者である出縄良人氏らにより継続されるとのこと。

これにより、CAMPFIREは、世界初(※同社調べ)の株式型・融資型・購入型・寄付型4類型のクラウドファンディングサービスを1社完結で提供する企業となった。また、これまでの両社のパトロンが支援の幅を広げ、CAMPFIREのパトロンがGoAngelにて支援をしたり、逆にGoAngelのパトロンがCAMPFIREで支援をしたりというシナジー効果も期待できる。
株式型CFの拡大を目指すDAN社の「GoAngel」は、未上場の企業でもエクイティファイナンスを実施できるサービスとして2017年9月より開始。企業が個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募るというものだ。ただし、借り手企業側は年間1億円未満、投資家は1社につき50万円までと投資金額に制限がある。

同社は、企業・事業・経営者に関心を持つ人が株主となり出資するアプローチ「拡大縁故募集」を通じて「永続的なファンをつくる仕組み」を確立・展開してきた。

日本国内の法人数のうち、上場会社の数は全体の0.2%未満であり、「公開会社」としてエクイティファイナンスを実施できる企業が限定されてるという現状を受け、CAMPFIREは、DAN社の株式を取得。多くの企業にエクイティファイナンスの機会を開放し、同時に資金調達手段の拡充を図ったのだ。

また、株式型CFの流通規模は、推計10.2億円(2018年時点)と言われ、流通規模約1,840億円の融資型や、約120億円の購入型ほど浸透していない。そこで、CAMPFIREのCF利用者のソーシングなどを通じ株式型CFの利用者を拡大していきたいという。

今後は、実績が十分でない若年層のスタートアップや、地元密着型の飲食店、規模は小さいながらも高度な技術を持つ工場、伝統工芸の発展や事業承継など、既存の金融機関からの資金調達が難しい企業が、本当に価値を理解したファンや知人を「株主」として、継続的な支援と共に成長することを目指せる世界を創っていくとのことだ。

今回のグループ化、9月に開始された「CAMPFIRE Owners」や、先日新機能をリリースした「CAMPFIRE Community」など、CAMPFIRE経済圏の成長は著しく、今後注目したい企業のひとつだ。

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