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便利と話題のキヤノン「おうちでつくる同人誌プロジェクト」 担当者に開発秘話を聞いたら、同人誌なみのアツい回答が返ってきた

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2019年11月08日 12:09  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真サイトやTwitterの随所に登場する、同人作家の黄色いねこちゃん。社内では「おうちのネコ」と呼ばれているそうです
サイトやTwitterの随所に登場する、同人作家の黄色いねこちゃん。社内では「おうちのネコ」と呼ばれているそうです

 プリンターやカメラを販売するキヤノンの「おうちでつくる同人誌プロジェクト」が「便利すぎる」「同人作家のことを分かりすぎている」とSNSで話題です。なぜ、こんなに同人作家に寄り添ったサービスができたのか、プロジェクトメンバーの方に聞いてみました。



【画像】同人誌印刷ソフト「Booklet Print(ブックレットプリント)」の操作画面



 「おうちでつくる同人誌」プロジェクトは、その名の通り、キヤノンの家庭用インクジェットプリンターを活用して、お家で同人誌を作れるサービスを提供するプロジェクト。2018年からプロジェクトを公開しています。



 公式サイトでは、キヤノンのプリンターを使って簡単に同人誌の印刷ができるソフトや、同人誌即売イベントで必要なポスターや値札のテンプレートなどを無料で配布しています。



 話題となっている理由は、それらのサービスがとても使いやすいこと。同人誌印刷ソフトでは、かんたんにページレイアウトができるのはもちろん、「合同誌を作るときに、各人バラバラ画像サイズ調整を簡単にする機能」を実装するなど、かゆい所にピンポイントで手が届く仕様。値札は、のりなしで組み立てられる上、既刊と新刊が一目で分かるデザインになっていたり、どう考えても経験豊富な同人作家が作ったとしか思えないものです。



 あらためて「おうちでつくる同人誌」の公式Twitterアカウントを見てみると「キヤノン社内の同人作家を中心としたプロジェクト」という記載が。やはり……と思った筆者がこのプロジェクトについてキヤノンに聞いてみたところ、同人誌並みの熱い回答が返ってきました。



●――「おうちでつくる同人誌」プロジェクトの発足のきっかけを教えてください。



 はじめは、社内の同人作家数名の小さな集まりでした。自分たちの趣味と、仕事で開発している家庭用インクジェットプリンターを絡められたら面白い、と話していたのがきっかけです。



 家庭用インクジェットプリンターは、フルカラーの表紙をキレイに印刷したり、いろいろな紙を試してみたりすることができます。これは「同人誌づくり」というこだわりを追求する作業に向いているな、と仕事を通して感じていました。また、小部数印刷に向いているという特長も、“同人作家あるある”の「最初のうちは小部数で始めたい」「昔の既刊を少しだけ再版したい」という要望にうってつけです。



 「プリンターはこんなに同人誌づくりに向いているのに、意外と知られていないのは残念だ! もっと知ってほしい!」という思いからプロジェクトがスタートしました。



●――同プロジェクトを開始してから1年半たちますが、ユーザーからの反響はありましたか?



 おかげさまで、2018年の8月に開設したTwitterアカウントのフォロワー数は4000人を越えました(2019年10月時点)。フォロワー様からは「おうちのプリンターでここまでキレイに同人誌を作れるなんて意外!」「同人誌即売会でテンプレートを使いました」といった声をたくさん頂いています。自分たちのプロジェクトが、同人作家の皆様のお役に立てていることを実感できてとてもうれしいです。



 また、実際にさまざまな同人誌即売会に出展し、家庭用インクジェットプリンターで印刷した同人誌・同人グッズの展示や、同人誌づくりのワークショップを行っています。ワークショップに参加した方からは「自宅のプリンターで初めての同人誌を作ることができました!」といった声も頂きました。



●――twitterアカウントのプロフィールには、「キヤノン社内の同人作家を中心とした」プロジェクトと書かれていますが、プロジェクトメンバーの方はどのような同人活動をされているのですか?



 小説、飲食系の評論、ゲーム系の評論、イラスト集、漫画など多岐にわたります。プロジェクトのほとんどのメンバーが現役の同人作家で、なかには入社前から家庭用インクジェットプリンターで同人誌を作っているメンバーもいます。メンバーの経験を生かし、同人作家の方に「かゆいところに手が届く」と思っていただけるような活動を目指しています。



 実際に、家庭用インクジェットプリンターで同人誌を印刷するためのソフトウェア「Canon Booklet Print(ブックレットプリント)」の開発では、メンバーそれぞれが同人誌づくりに対し感じているこだわりや困りごとについて、意見を出し合いました。その結果、「ホチキスを打つ位置を印刷してくれる機能」や「合同誌を作るときに困る画像のサイズ調整を簡単にする機能」などが追加されました。



 また、Webサイト「おうちでつくる同人誌」で提供しているテンプレートの製作では、「値札テンプレートはハサミで切って組み立てるだけ、ノリ無しで自立するものがいい!」といった、同人イベントの現場経験を生かしています。



●――今後の展開等がありましたら教えてください。



 同人作家の方々にとって、家庭用インクジェットプリンターがどんな時に役立つのか、どんな活用方法があるのか、ということをより幅広くお伝えしていきたいと思っています。



 11月7日には、同人誌を印刷するためのソフトウェア「Booklet Print(ブックレットプリント)」のアップデートを行ったほか、新たに使い方を分かりやすく解説した漫画をWebサイトで開始しています。



 さらに、「同人誌づくりに向いているプリンターが分からない」という声を頂き、オススメのプリンターと、表紙・本文にオススメの用紙がセットになった「同人作家応援セット」の販売も開始しました。(12月末までの限定発売予定)



 家庭用インクジェットプリンターが一台あれば、本格的な同人誌印刷からトレーシングペーパーを使った個性的なアレンジ、お品書きや値札、ポスターといった同人誌即売会の定番アイテムの制作、プラバンキーホルダーなどのグッズ制作まで可能になります。



 また、プリンターは、入稿前のテスト印刷や突発のコピー本づくり、初めての同人イベントに出すための小部数印刷など、幅広い層の同人作家の方にあった使いかたでお役立て頂けると思っています。こういった情報をさらに多くの方へお伝えし、同人活動をより一層楽しむお手伝いができればと考えています。



〇キヤノン おうちでつくる同人誌公式サイト



https://creativepark.canon/doujin/



〇公式Twitterアカウント



https://twitter.com/Canon_doujin/


このニュースに関するつぶやき

  • コピー本だよね??
    • イイネ!2
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  • カノンだと思ってしまったおじさんたちへ、それはKANONですよ。うぐぅ
    • イイネ!30
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