"野遊びエリア"を備えた「スノーピーク」初の体験型複合施設の名称決定、スタバ店舗などが出店

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2019年11月08日 21:32  Fashionsnap.com

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隈研吾が手掛ける施設内建物の模型 Image by: FASHIONSNAP.COM
スノーピークが、2020年4月に長野県白馬村に開業するブランド初の体験型複合施設の名称を「スノーピークランドステーション白馬(Snow Peak LAND STATION HAKUBA)」に決定した。11月8日の今日、施設の詳細が記者会見で発表された。
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 スノーピーククランドステーション白馬は「その土地に深く根付く、人生と野遊びの案内所」をコンセプトに掲げ、白馬エリア観光の中心的な役割を担っていく施設として位置付けるという。エリア内の建物には、白馬観光局インフォメーションをはじめ、国内最大規模となるスノーピークの直営店とレストラン、スターバックス店舗などが入居。レストランはミシュラン3ツ星レストラン「神楽坂 石かわ」を営む石川秀樹がプロデュースし、地元の食材を使ったメニューを提供する。スターバックス初となるフィールド近接店舗では通常メニューの展開に加えて、アウトドアで楽しむコーヒーセミナーの開催を予定。店内の椅子にはスノーピークの製品が採用される。
 施設全体の設計は建築家の隈研吾が担当した。建物は自然素材を活かした作りで、木枠の天井部分には木の枝や雪の結晶をイメージしたデザインを導入。テラスや外のエリアをできるだけ広く確保するほか、窓を大きくすることで建物内外から山岳景観を最大限に楽しめるように工夫される。また施設自体を開かれた構成にすることで、観光客だけでなく地域の人も利用しやすいように設計された。

 このほか、敷地内にはイベントスペースと野遊びエリアが開設される。各エリアではキャンプを楽しむことができ、野遊びエリアには隈とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱−JYUBAKO−」を2棟設置。来場者が手ぶらでキャンプを体験できるよう、キャンプギアレンタルサービス「Snow Peak To Go」を提供する。
 白馬村では近年、国内スキー人口が直近10年間で3分の1に減少していることを踏まえ、四季を通して楽しめる日本初のマウンテンリゾートを目指し、グリーンシーズンでもアウトドアが楽しめる施設の拡充を図っている。2015年10月にはスノーピークと包括的連携協定を結び、今年1月にグランピングフィールド「スノーピークフィールドスイート 白馬・北尾根高原(Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN)」を開業。今年の営業は11月4日に終えており、売上も好調だったという。
 施設の初年度売上目標は2億円。毎年10%〜20%の推移で売上を伸長させる考えだという。会見に登壇したスノーピークの山井太社長は開業に向けて「白馬は、世界のリゾート地の中でも自然が美しく、スケール感もすごい。観光客や地域の人が繋がれる場所にしたいです」とコメントした。
■スノーピーククランドステーション白馬オープン予定日:2020年4月住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城 白馬八方第4駐車場跡地ほか敷地面積:約9,200平方メートル建築面積:約1,400平方メートル公式サイト
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