新メンバー・花から最も“影響を受けた”のは春花? 『テラスハウス』第21話未公開映像

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2019年11月11日 10:41  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信されているリアリティーショー『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』。10月22日にYouTubeにアップされた未公開映像には、新メンバー・木村花の自己紹介を兼ねたインタビューの模様が収められていた。


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 「本能が理性を上回ったときに、仕掛けるタイプだと思います」


 「ピンク! パンチある! 礼儀正しい! 可愛い!」。これが、20TH WEEKの本編で、初めて花を見たときの印象だった。スーツケースを室内では持ち上げ、菓子折を持って登場した花。「こんにちは!初めまして。木村花と申します。よろしくお願いします」と爽やかな笑顔で挨拶し、テラスハウスに入居した理由については「ステキな恋を探しに来ました」と照れながらも元気いっぱいに宣言していた。だが、この後すぐに「わりと惚れっぽい方だと思うんで、もしかしたら、すぐ好きになっちゃったりとかするのかな〜?」という伏線を綺麗に回収する結果になるとは、このときはまだ誰も知らない。


 “花”という名前の通り、その場にいるだけで周りを癒し、自然と笑顔を咲かせる彼女。喜怒哀楽がわかりやすく、表情も豊かだ。「(男性が)全然関係ない女性と話したりしてても、“絶対付き合ってる! 絶対付き合ってるじゃん!”とか、思っちゃうタイプです(笑)」と言っていた通り、流佳と愛華の何気ないやり取りや距離感に何かを感じて二人の様子をじっと見つめたり、「いま、好きな人がいる人?」とテラスハウス内の恋愛模様を探ったりと、早速、自身の興味そのままに突っ走っていく。そんな花は、一瞬でみんなの輪に溶け込み、彼女のペースに巻き込んでいった。テラスハウスを活気付け、雰囲気を一気に明るくする。


 入居した当初、プロバスケットボール選手である凌だけ不在だったため、しばらく会えなかった花。凌がスポーツ選手と聞いて、会う前から興味津々だった。そして、ついに念願の対面となったとき、花は凌を見た瞬間に恋に落ちる。一目惚れする、まさにその瞬間を私たちは目撃した。「ああ、恋に落ちた瞬間ってこんな表情になるんだな。とびきり輝いてて、なんて可愛いんだ」と、感じた視聴者は少なくないはず。「ときめいてる感じだった」とズバリ流佳が指摘していたように、それは画面越しに見ている私たちだけでなく、同じ家に住む他のメンバーにも伝わるほど、あからさまだったようだ。


 そんな花は、凌のことを意識しすぎて、目を見て話すことができない。21st WEEKの未公開映像には、プロレスの練習後、花が先輩レスラー二人に恋愛相談をする模様が収められていた。先輩レスラーのジャングル叫女は、花のことを「多分、誰よりも純粋で誰よりも恋を知らない」「男の人への免疫がなさすぎる」と評している。花自身も「好きになって、喋れなくなって、SNSでストーカーするっていうのが、いつものルーティン」と明かしていた。また「自分が相手を好きって、絶対にバレたくない」と熱く語っていた花だが、あまりに恋する乙女モード全開でわかりやすいため、おそらく凌もすでに気づいているだろう。そんな素直だけど不器用なところもまた、花の魅力の一つである。


 純粋でまっすぐな花に周囲もいい意味で触発されている印象だ。テラスハウス内には、今期初めてと言っていいほど、恋愛モードが充満しはじめている。それだけでなく、女性メンバー同士の距離がグッと縮まったり、恋バナで盛り上がったりと、全体的に仲が良くなり、いい雰囲気が漂う。


 なかでも、花からもっとも影響を受けたのは、春花ではないだろうか。これまで“他人に興味がなかった”ゆえに、自分が中心の世界だけで生きてきた春花。相手の気持ちを推し量ることが苦手だったように思う。だが、そんな春花が花の恋を応援しようと、ナイスアシストを連発するようになった。お姉さん的な立場で、花の背中を押し、そっと支える。凌に夢中な花を微笑ましそうに穏やかな表情で見ているのが、印象的だった。これまでには見られなかった春花の一面。そして、テラスハウスに入ったことで春花もまた確実に成長していることが伺える。


 テラスハウスに新しい爽やかな風を吹き込んだ花。彼女の盲目的な恋心には尊さすら感じる。理想のデートについて「浴衣を着て花火大会とか、夏祭りも行きたいし。あとナイトプールとかも行ってみたいなって思うし、でも普通の昼のプールにも行ってみたい、海も行きたいです! やりたいこといっぱいあるんですよね」と無邪気に話していた姿には、ついつい「幸せな恋愛が成熟してほしい」と応援したくなってしまう。また「タイプは、おじさん。年齢というより中身が自分より成熟してる人。自分より強い人がいい。精神面でも体力面でも、とにかく自分よりも何かが優っている人」というのも、10代の頃からプロレスラーという厳しい世界で生き抜いている花だからこそ、妙に説得力がある。


 だが、一つだけ気になる点が、「仲間から『中身が童貞っぽい』とか言われたりとか、冗談で“処女”っていうあだ名がついてたりとか、そういう恋愛経験に乏しくて。いままで男性と密接に関わるっていうのがあまりなかったので」という言葉だ。花が恋する凌は、どんな場面でもスマートな言動で女の子を喜ばせる天才。つまり、恋愛に慣れている雰囲気が漂っている。そのため、分け隔てなくみんなに優しいため、本心が見えにくい。“恋愛経験が乏しい”花は、どんどん彼にハマっていってしまうのではないだろうか。


 また愛華は、本編21st WEEKで「流佳くんが気になる」と告白していたが、凌のことが気になるようにも見えなくもない。愛華は、機転が利く言動や醸し出す雰囲気から、どうしても恋愛面においては、百戦錬磨の達人のような圧倒的な強さを感じてしまう。もし、愛華がライバルになってしまったら、花にとってはだいぶ苦しい展開となりそうだ。だが一方で、ライバルができたときこそ、「本能が理性を上回ったときに、仕掛けるタイプだと思います」という花が、目覚めるかもしれない。


 花が入居したことで、テラスハウスが大きく変わり始めていることは、間違いない。このままいい方向に傾いていってくれることを願いたい。和気藹々と、みんなで互いの恋や夢を応援しあえるような関係が続くことを期待してしまう。(文=朝陽空)


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