ウイリアムズF1、現行&新世代マシンの並行開発にコミット「2020年型を見限るつもりはない」

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2019年11月11日 15:41  AUTOSPORT web

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ここ2シーズン苦戦が続くウイリアムズ
ウイリアムズF1チームは、2021年の新レギュレーション導入に向けて万全の準備をするために、現行規定のマシンで争われる2020年シーズンを”切り捨てる”つもりはないという。

 来年、F1各チームは新シーズンに向けた既存マシンの開発に加えて、2021年仕様の完全な新デザインのマシン開発を並行して行わなければならない。両方の作業を行うことは、ウイリアムズの財政および人的リソース面を圧迫するだろう。

 予算が限られていることから、ウイリアムズは資金と設備、および人的リソースを適切に活用する必要があるが、シニアレースエンジニアのデイブ・ロブソンは、早いうちから財源の多くを2021年のプログラムに割り当てる可能性を退けた。

「2021年のレギュレーションについては、現在理解を深めている。今後は話し合いのなかで、正確なスケジュールを組む必要がある」とロブソンは『RaceFans』に語った。

 ドライバーたちがつねに集団の最後尾に沈む散々な2シーズンを過ごしているウイリアムズだが、来シーズンはF1の新時代に備えるとともに、チームの状態を改善することを決意している。

「来年のマシンを速いものにしたいと思っている」とロブソンは認めた。「だが重要な要素は、なぜ速いか、を理解することだ」

「そして来シーズンに学ぶすべてのことは、今後にも応用できる。レギュレーションが変わろうが、物理現象とマシン全体の相互作用は、基本的に同じだからね」

「そのことを理解して、ファクトリーからマシンをサーキットに送り出し、予想されるメニューを確実にこなせば、来年の多くの仕事が2021年にも活かされると考えている」

「どのようにリソースを分けるのか頭を捻ることになる。だが来年を犠牲にすることは決してない」

「我々は自分たちを含むすべての人々に対して、今年やってきた仕事が正しかったと証明しなければならない。そして実際に実行できていて、その努力を継続できれば、2021年マシンの開発にも役立つだろう」

「だから来年を切り捨てるようなことはまったくないと言える」

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