アーバイン、現在のF1でハミルトンに対抗できるドライバーはルクレールのみと主張

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2019年11月12日 07:11  AUTOSPORT web

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アーバインは、ハミルトンの唯一のライバルはルクレールだとしている
元フェラーリF1のドライバーであるエディ・アーバインは、チームはシャルル・ルクレールに焦点を当てるべきであると考えており、今季はセバスチャン・ベッテルを犠牲にしなかったために勝利を逃してきたのだと主張した。

 アーバインは常に自身の意見を率直に述べてきた。彼は今季序盤にもベッテルを「過剰評価された、ひとつのことしかできないドライバー」と批判している。

 F1で4度の優勝経験を持つアーバインはルクレールを称賛している。ルクレールはレッドブルのマックス・フェルスタッペンよりも賢明で優れたドライバーであるとアーバインは評価しており、この競技における若手の中のリーダーであると公言している。

 ルクレールは今季、7度のポールポジションと2度の優勝を獲得したが、対するベッテルはポールポジションが2回と優勝が1回だ。アーバインはこの成績に驚いてはいないという。

「ルクレールにはベッテルを打ち負かすチャンスがあると思っていた。なぜならベッテルは4度のチャンピオンに値するドライバーではないと、私は考えているからだ」とアーバインはイタリアで『Betway』のインタビューに答えている。

「彼(ベッテル)は非常に良いドライバーだとは思うが、ミスが多い。私としては、彼がそこまで速いと思ったことはない」

「ダニエル・リカルドと組んでいたときも、そうした場面を目にしてきた。そして今も目にしている。ベッテルはフェラーリとの、驚くべき契約を締結した。もう能力が落ち込み始めた時期だったから、驚かされたよ」

「フェラーリはルクレールに集中すべきだと思う。今季のベッテルは4度のチャンピオン経験者だからといって、犠牲にされてはこなかった。そのせいで彼らは勝利を逃してきたのだ」

 アーバインは現在フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットとともに仕事にあたっていた。彼は、チーム内でのドライバー間におけるライバル関係には、ビノットが最大限の注意を払うべきであると言う。

「これは彼がコントロールするもののなかでも、難しい要素のひとつになる。ベッテルはルクレールがタイトルを勝ち取るチャンスを妨害することができると私は考えている。そしてそれは、ボッタスがハミルトンに対してはできないことだ」

 53歳のアーバインは、グリッド上でハミルトンに対抗できる唯一のドライバーはルクレールだとして褒め称えている。

「ハミルトンと同レベルで戦えるドライバーはルクレールだけだ。1対1での戦いでは、常にハミルトンがベッテルを打ち負かしている」

「モンツァでのルクレールがハミルトンに対してしたことを振り返ってみるといい。おそらく違反ではあったが、あまりにも完璧だったために罰することができなかったのだ」

「だからこそ、私はルクレールとハミルトンが1対1で戦う場面をもっと多く見たいのだ」とアーバインは付け加えた。

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