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移動販売で笑顔届ける=高齢者の安否確認も―宮城県丸森町

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2019年11月12日 13:31  時事通信社

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時事通信社

写真直売所による移動販売を利用する筆甫地区の猪俣節子さん(右)=7日、宮城県丸森町
直売所による移動販売を利用する筆甫地区の猪俣節子さん(右)=7日、宮城県丸森町
 台風19号の影響で道路が寸断され、孤立状態となった宮城県丸森町筆甫地区。山あいに暮らす高齢者らの生活を支えているのが、地元の直売所による移動販売だ。慣れ親しんだ担当者との再会は、日用品だけでなく、住民に笑顔も届けている。

 筆甫地区は福島県に接する山間部に位置し、人口538人(10月末時点)。台風19号の影響で土砂崩れが発生し、主要道路が寸断された。

 野菜や日用品などを販売する直売所「ひっぽのお店ふでいち」は2018年にオープン。山間部の高齢者らのために移動販売も始め、平日の5日間に約100戸を巡回していた。

 同店は台風襲来後、10月16日に移動販売を再開。道路の復旧状況を確認しながら、家々を回り始めたといい、担当者の酒井秀治さん(69)は「みんなの笑顔を見ると、移動販売をすぐに再開して良かった」と話す。

 道路の土砂が除かれ、7日になってようやく訪問できた民家もある。住民の猪俣節子さん(86)は親戚らに生活必需品を届けてもらっていたが、久しぶりに酒井さんの顔を見て、「ほっと胸をなで下ろしたような気分」と表情を緩ませた。

 同店の設立団体で事務局長を務める吉沢武志さん(42)は「住民に少しでも日常を取り戻すことが移動販売の役割の一つだ。安否確認にもつながる」と強調する。

 同店では販売サイトに地区の特産品を並べるなどインターネット通販も拡充した。道路の完全復旧には時間がかかる見通しだが、吉沢さんは「農村と住民の魅力があふれる地域。ネットで特産品を買うことでこの地区を知り、行ってみたいと思うきっかけになってほしい」と話した。 

台風19号による道路の寸断が続く筆甫地区=7日、宮城県丸森町
台風19号による道路の寸断が続く筆甫地区=7日、宮城県丸森町

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