侍ジャパンメンバーの中学出身チームを調べてみた

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2019年11月13日 12:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

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熱戦が続く「第2回 WBSC プレミア12」。今回選ばれた侍ジャパン28選手の出身高校、出身大学などは広く知られていると思いますが、中学の出身チームはどこだったのでしょうか? 気になったので調べてみました。



■侍ジャパン 中学出身チーム一覧
【投 手】

岸孝之(東北楽天)
宮城 仙台市立柳生中/軟式

今永昇太(横浜DeNA)
福岡 北九州市立永犬丸中/軟式

千賀滉大(福岡ソフトバンク)
愛知 蒲郡市立中部中/軟式

山岡泰輔(オリックス)
広島 広島市立瀬野川中/軟式

大竹寛(巨人)
埼玉 八潮市立大原中/軟式

山口俊(巨人)
大分 中津市立豊陽中/軟式

山崎康晃(横浜DeNA)
東京 荒川区立尾久八幡中/軟式

甲斐野央(福岡ソフトバンク)
兵庫 西脇市立黒田庄中/軟式

大野雄大(中日)
京都 京都市立藤森中/軟式

高橋礼(福岡ソフトバンク)
千葉 流山ボーイズ

山本由伸(オリックス)
岡山 東岡山ボーイズ

中川皓太(巨人)
大阪 全富田林ヤング

嘉弥真新也(福岡ソフトバンク)
沖縄 石垣市立白保中/軟式

田口麗斗(巨人)
広島 五日市観音シニア/軟式

【捕 手】

小林誠司(巨人)
大阪 大阪泉北ボーイズ

會澤翼(広島)
茨城 日立市立中里中/軟式

甲斐拓也(福岡ソフトバンク)
大分 大分シニア

【内 野】
山田哲人(東京ヤクルト)
兵庫 兵庫伊丹(ヤング)

源田壮亮(埼玉西武)
大分 明野ボーイズ

外崎修汰(埼玉西武)
青森 弘前白神シニア

浅村栄斗(東北楽天)
大阪 都島ボーイズ

菊池涼介(広島)
東京 東大和シニア

坂本勇人(巨人)
兵庫 伊丹シニア

【外 野】
丸佳浩(巨人)
千葉 勝浦市立勝浦中/軟式

近藤健介(北海道日本ハム)
東京 修徳学園中/軟式

周東佑京(福岡ソフトバンク)
群馬 太田ボーイズ

吉田正尚(オリックス)
福井 鯖江ボーイズ

鈴木誠也(広島)
東京 荒川シニア

軟式出身、硬式出身で分けてみると以下のようになりました。硬式出身はさらに所属団体、リーグにも分けてみました。すると、軟式出身14選手、硬式出身14選手でちょうど分かれました。

・軟式出身:14名(50%)
千賀滉大、甲斐野央、嘉弥真新也(福岡ソフトバンク)、岸孝之(東北楽天)、近藤健介(北海道日本ハム)、山岡泰輔(オリックス)、大竹寛、山口俊、田口麗斗、丸佳浩(巨人)、山崎康晃、今永昇太(横浜DeNA)、會澤翼(広島)、大野雄大(中日)

・ボーイズ出身:8名(28.6%)
源田壮亮、外崎修汰(埼玉西武)、高橋礼、周東佑京(福岡ソフトバンク)、浅村栄斗(東北楽天)、山本由伸、吉田正尚(オリックス)、小林誠司(巨人)

・シニア出身:4名(14.3%)
甲斐拓也(福岡ソフトバンク)、坂本勇人(巨人)、菊池涼介、鈴木誠也(広島)

・ヤング出身:2名(7.1%)
中川皓太(巨人)、山田哲人(東京ヤクルト)

軟式出身14選手のうち11選手が投手でした。振り返れば今年のプロ野球の開幕投手も12球団のうち11球団で軟式投手が開幕投手を務めていました。優秀な選手に軟式も硬式も関係ないかもしれませんが、プロ野球を代表する投手に中学軟式出身が多いというのはなかなか興味深いことだと思います。
一方、野手に目を移すと中学軟式出身は3選手。ボーイズが6選手、シニアが4選手、ヤングが1選手となっています。投手とは逆に、プロ野球を代表する野手には中学硬式出身が多いと言えると思います。


■侍ジャパンU18とのポジション別の軟式・硬式比較
この夏の侍ジャパンU18の時はどうだったでしょうか? 侍ジャパンU18と今回の侍ジャパン(トップチーム)メンバーのポジション別の軟式出身、硬式出身を比べてみました。

●侍ジャパンU18とトップチームのポジション別の軟式・硬式比較

【投 手】
・U18:軟式出身3人/硬式出身6人(軟式率33.3%)
・トップチーム:軟式出身11人/硬式出身3人(軟式率78.6%)

【捕 手】
・U18:軟式出身1人/硬式出身1人(軟式率50%)
・トップチーム:軟式出身1人/硬式出身2人(軟式率33.3%)

【内 野】
・U18:軟式出身0人/硬式出身7人(軟式率0%)
・トップチーム:軟式出身0人/硬式出身6人(軟式率0%)

【外 野】
・U18:軟式出身0人/硬式出身2人(軟式率0%)
・トップチーム:軟式出身2人/硬式出身3人(軟式率40%)

U18では33.3%でしかなかった投手の軟式出身の割合がトップチームでは78.6%に跳ね上がっています。軟式出身の投手には晩成傾向があるのかもしれません。
一方、内野手ではU18でもトップチームでも0人になっています。内野は早いうちから硬式に慣れている方が、その後も有利なのかもしれません。

今年の侍ジャパンU18とトップチームのメンバーだけを見ると、投手では中学軟式出身が多く、野手では硬式出身が多いということが分かります。
これから中学で野球を続けようと思っているお子さんをお持ちの親御さんは今後の参考にしていただければと思います。(ヤキュイク編集部)

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