MLBの最優秀監督賞にプロ経験なし&38歳指揮官 新時代象徴の2監督が受賞

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2019年11月13日 12:44  ベースボールキング

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カージナルスのシルト監督(左)とツインズのバルデリ監督
◆ カージナルス、ツインズともに地区優勝

 MLBの最優秀監督賞が12日(日本時間13日)に発表され、ナ・リーグはカージナルスを率いたマイク・シルト監督、ア・リーグはツインズを率いたロッコ・バルデリ監督が選出された。

 51歳のシルト監督は、プロ選手としてのプレー経験はなし。カージナルスでスカウト、コーチ業などを歴任し、昨季途中から監督代行としてカージナルスを指揮。今季は91勝を挙げ、チームを4年ぶりの地区優勝に導いた。

 プロでの選手経験のない監督が最優秀監督賞を受賞するのは史上初めての快挙。カージナルスの監督が同賞を受賞するのは、2002年のトニー・ラルーサ以来、3人目となった。

 38歳のバルデリ監督はレイズの外野手として華々しいメジャーデビューを飾ったが、度重なる故障に泣き2011年1月に現役引退を表明。その後はレイズのコーチやスコアラー業などを歴任してきた。

 今季からツインズを指揮し、就任1年目では史上7人目となるレギュラーシーズン100勝超え(101勝)を達成。チームを9年ぶりの地区優勝に導いた。今季のツインズはメジャー新記録となるシーズン307本塁打を記録。チーム最多の41本塁打を放ったネルソン・クルーズ外野手は、バルデリ監督より1歳上の39歳だった。

 両監督とも僅差での同賞選出。プロ経験なし、両リーグ最年少監督の受賞は、選手時代の実績や年齢にとらわれない、新時代を象徴する結果となった。

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