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こんにちは。時短美容家の並木まきです。
堅実女子がやりがちな美容の落とし穴を、連載でお届けしています。
#5の今回は、この秋リアルなトレンドになっている「グレーのアイシャドウ」がテーマ。
ファッションを選ばずに、暖色系とも寒色系とも合わせやすいグレーは、堅実女子にとって便利な色みであるのは確か。さらには、オンもオフも使いやすく、今っぽさが出るカラーなのは、間違いありません。
でも、そんなグレーのアイシャドウには、想定外の落とし穴が潜んでいる場合も……。
「グレー」で今っぽい目もとのつもりが…
差し色としてグレーを使うと、手持ちのアイシャドウも蘇り、旬のメイクを楽しめる、この秋の定番カラーでもあります。
ブルーやカーキや、ブラウン、オレンジなど、どんな色とも相性がよいので、手軽に秋らしさを出したいアイメイクでも便利。
そして絶妙な締め色として、ブラックやネイビーよりも柔らかい印象にしやすいと、一見すると欠点のない万能すぎるアイシャドウにも思えます。
し・か・し!この秋「グレーを塗っていれば安心!」と言い切れない落とし穴が、じわじわとあなたの目もとにも押し寄せているかも……!?
まさかの「男性ウケ最悪な○○○顔」に…
グレーは、ぱっと見ではブラックや濃いめブラウン、ネイビーなど他の締め色と比較すると、淡い印象の目もとになりやすいのは事実。
なので「あまり派手なメイクには見せたくない」なシチュエーションでも、グレーは使いやすいでしょう。
けれど、幅広に塗るほど、やっぱりインパクトが強い印象になるのは否めず、さらにはテカリやヨレによって、メイク崩れが起きたときの“グレーな目もと”は、想像している以上にホラーな見た目になりがちです。
言ってみれば、それはまるで“パンダ顔”。
遠目から見ても、目まわりがグレーでぐちゃぐちゃになったのがわかるメイクは、まるでパンダのごとく「目のまわりが黒くない!?」の印象に。
その昔、盛り盛りのアイメイクが流行ったときに、マスカラやアイラインが落ちて「パンダ目」になる残念が話題となりましたが、グレーのアイシャドウも、まさにこれと同じような現象が起きやすいカラーなのです。
上まぶたや下まぶたに“幅広”に塗ったグレーのアイシャドウは、特に危険。
メイクを仕上げた直後は美しく見えても、時間の経過とともに崩れてくれば、即座に「パンダ?」な印象を出しやすいでしょう。
グレーのアイシャドウ…メイク崩れを防ぐには?
とは言っても、トレンドカラーなうえに万能色である「グレー」を、この秋使わない手はありません。
そこで、時間が経っても崩れにくいように、メイクの段階で仕込みを。
パンダのように見えるメイク崩れは、アイシャドウを落ちにくくすることで防ぎやすくなるため、“サンドイッチ戦法”での対策が便利です。
そして、手持ちのアイシャドウの淡いベージュなどグレーの発色を邪魔しにくい色で、仕上げにうっすらと蓋をするようにブラシでサッとなじませましょう。
さらに、アイシャドウは重ねるほどに崩れやすくなる傾向もあるため、ベースのあと、グレー以外の色を使ってメイクする場合には、最終的にグレーを塗る箇所には他の色をなるべく塗らず「ベース+グレー+軽く蓋をするカラー」の3層にとどめたほうが安全です。
お手軽プライスのプチプラコスメからも、この秋はグレー系のアイシャドウが多数揃っています。
「メイクには、手軽に旬を取り入れたい!」がモットーな堅実女子にも、グレーの支持者は多いはず。けれど、せっかくの旬メイクのせいで「パンダ?」な印象を抱かれないよう、メイク崩れにはくれぐれもご用心を……。
あなたのグレーメイク、パンダ目になっていませんか?