全勝メキシコ戦へ打線のテコ入れも?!「どうつなげていくかが課題」

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2019年11月13日 14:14  ベースボールキング

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侍ジャパン・稲葉監督(左)と金子ヘッド兼打撃コーチ(右)
野球日本代表・侍ジャパンは12日、「プレミア12」スーパーラウンドのアメリカ戦で3−4と惜敗。金子コーチは試合後、「あと一本が出ればという典型的な試合だった」と振り返った。

 今大会は4番・鈴木誠也が打率.471、10打点と打撃好調。12日のアメリカ戦ではその鈴木がチャンスメークし、6番に入った浅村栄斗がチームの全得点を叩き出す活躍を見せた。その一方で、ここまで打線の火付け役が期待される「1番」に定着する選手がおらず、4番の脇を固める近藤(打率.214)、吉田(打率.133)も波に乗り切れていないのが現状だ。

 当たっている鈴木、浅村と他選手との違いを問われると、「自分のスタイルで打ててるかどうか、それ“だけ”の違い」とコメント。「小さくなっている人もいれば、何でも追いかけてる人もいる」と指摘した。「毎日相手が変わるから、毎日切り替えていくしかない。切り替えられてる人、切り替えられない人がハッキリしてきてる」と、現在のチーム状況を見ている。

 スタメン選考については「今大会は予告先発があるから、使う選手をギリギリりまで決めかねているところもある」とし、「前後のつながり。前のバッターに打たせてもらうケースもありますし、それはもっと考えなきゃいけない」と語る一方で「途中からいって仕事ができる選手を最初から出しても途中から何もできなくなるから、最初から出るタイプの選手は最初から出るべき」と主張。打線として機能するための適材適所に頭を悩ませている。

 稲葉監督も「点が取れているところは何試合か見てわかってきたので、そこをどうつなげていくかが課題」と語り、「調子の良し悪しは今さら言ってもしかたがない。いまのメンバー、打線でどうつながりを作っていくか」と打順の組み換えも示唆した。

 13日は唯一の全勝チームであるメキシコを東京ドームに迎えての一戦。16日(土)には2勝1敗で並ぶ韓国との試合も残しており、決勝進出を目指すうえでは負けられない闘いとなる。日本の今後を左右しかねない一戦に向け、侍ジャパンはどのようなテコ入れをはかるのか!? 注目のメキシコ戦は19時試合開予定となっている。

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