侍・今永が見た女房役の機転「初回に感じ取ってくれた」

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2019年11月14日 06:52  ベースボールキング

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侍ジャパンは13日、「プレミア12」スーパーラウンド第3戦・メキシコ戦に3−1で勝利。先発の今永昇太(DeNA)が6回を1安打1失点に抑える快投で、チームを勝利に導いた。

 立ち上がりから変化球を主体にメキシコ打線を翻弄した今永は、初回の投球に関して「先頭だけ何でいくか話し合って、僕がジョーンズ選手に対して速球系はちょっと怖かったのでカーブから入った。その後はカーブの状態もよかったので、会沢さんが見極めてくれた」と、女房役の好リードに感謝。「カットよりカーブがいいというのは初回に感じとってくれたと思う」と、会沢の配球が自身の良さを引き出したことを強調した。

 その後も右打者に対して見せる“伝家の宝刀”チェンジアップを左打者にも有効活用。今永は「スライダーに見えてスライダーじゃない変化をしてくれるので、ボテボテのゴロになった。そういう視点がすごく良かった」と、機転の利いたリードを振り返った。

 また「相手のバッティングカウントでチェンジアップだったり緩い球を使えた。逆に相手が真っ直ぐを待っていないところでガンガンいけた」と、駆け引きでメキシコ打線を封じ、「こういうピッチングもできれば自分自身の新たなパターンにできる」と、普段はライバルでもある会沢との化学反応に手応え感じた様子だった。

 決勝戦・3位決定戦まで進めば中2日での大一番となるが、今後の登板予定については「(首脳陣と)まだ話してない」とのこと。この日の球数を考えれば登板機会が訪れることはないだろう。それでも、「言われたときに行ける準備をしたい」と世界一へ向けて、ブルペン待機も辞さない姿勢だ。

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