解説陣がみた巨人の捕手陣

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2019年11月14日 08:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

巨人・小林
5年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人。捕手陣に目を向けると、1人の選手にスタメンを固定せず、小林誠司、炭谷銀仁朗、大城卓三を投手との相性に合わせ起用した。

 今季チームで最も多くマスクを被ったのが、小林の91試合。エース・菅野智之、投手三冠に輝いた山口俊が先発時を中心にスタメンマスクを多く被った。

 9月5日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた山本昌氏は、0−0の6回一死一塁から中日・京田のキャッチャー前に転がしたバントを小林は素早く処理し、二塁へ送球しアウトにした守備に「小林捕手のフットワークが良かったですね。キャッチャーでは古田さんが非常に手前のバントの飛び出しが速かったんですけど、小林捕手も負けていないですね」と評価。

 課題といわれる打撃も今季は規定打席に到達していないが、打率は前年の.219を大きく上回る.244をマーク。小林の打撃に『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神−巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、「シーズン当初、調子の良かったときもありましたけど、ずいぶん進歩しましたよね」と話した。

 今季西武からFA権を行使し、巨人に加入した炭谷は交流戦中に先発マスクを多く被り、チームは交流戦3位に入った。

 6月12日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 西武−巨人戦』で解説を務めた井端弘和氏は、炭谷のリードについて「左ピッチャーが先発すると、どうしても右バッター、左バッターに対しても偏る傾向が出てくる。そこを上手く秋山選手にインサイドを投げさせて見たり、山川選手に2球、3球インサイドを見せて、1球外を挟んだりと。1球が非常に大事だと思います。目先を変えて上手くリードしたんじゃないかなと思います」と評価した。

 打撃が魅力的な大城は、メルセデスが先発のときにスタメン出場し、それ以外の日は打撃を活かすため一塁での出場が多かった。

 大城の打撃を評価する解説者が多く、7月2日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた井端弘和氏は大城の打撃について「昨年はストレートにだいぶ苦労したと思うんですけど、その辺がだいぶ改善された。十分期待に応えていると思います」と評価し、「いいところで打つということに集中して、クリアしたときに初めてホームラン、プラスアルファで考えていけばいいかなと思います」と話した。

 大城の課題は守備。8月24日のDeNA戦では、3−1の6回一死一塁の場面、DeNAの2番・筒香嘉智を3ボール2ストライクから147キロのストレートで空振り三振。スタートを切っていた梶谷を刺そうと捕手・大城が二塁へ送球するも間に合わずセーフとなってしまうことがあった。

 この送球に同日解説を務めた大矢明彦氏は「フルカウントでのスチール。オートマチックで走らせたんだけど、ランナーはそんなにいいスタートが切れないんですよね。キャッチャーの大城が、今のはいいボールを投げなきゃいけない。ワンバウンドに放っているようじゃレギュラーで出られないですね。キャッチャーの見せ所の場面ですからね」と厳しく指摘していた。

 2年連続リーグ優勝を目指す巨人。“正捕手”を固定したいところだが、来季はどのように捕手起用をしていくか注目だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

このニュースに関するつぶやき

  • 小林炭谷には見切りつけて大城をメインに据えるべきやわ。リードもノムに評価されてたし。小林炭谷はどうみてもノビシロないし見てて腹立つ!
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