冬のボーナス、2年連続過去最高=大手企業、平均96万円―経団連集計
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2019年11月14日 19:01 時事通信社

経団連が14日発表した大手企業の冬のボーナス妥結状況(第1回集計)によると、12業種82社の組合員平均は、前年比1.49%増の96万4543円と、2年連続で過去最高を更新した。12月下旬に予定する最終集計でも高い水準が見込まれ、経団連は「月例賃金も含めて賃上げの流れは維持されている」(労働政策本部)と分析している。
12業種中7業種が前年を上回り、妥結額は、建設(172万3818円)や自動車(102万3057円)などが高水準。全体では5年連続で90万円を超えた。
第1回集計は調査対象となる大手企業の約3分の1。多くが春闘の際に年間ボーナス支給額を一括して妥結しており、経団連は「前年度の好業績が反映された」(労働政策本部)とみている。
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