佐藤健が千鳥・大悟に「俺のシーンどうだった?」と聞かれて返した言葉

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2019年11月15日 16:00  週刊女性PRIME

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佐藤健 撮影/伊藤和幸

「子どものころは、両親が当たり前のようにそばにいたのに、大人になるとお互い仕事をしていたりして、会う機会が自然と減って。こちらから何かアクションを起こさないと、なかなか関わりがなかったりする中、家族を描いた今作に触れて、“最近、両親に会ってないな、連絡してみようかな”と思うきっかけを、この映画は作ってくれました」

それぞれの家族の形

 映画『ひとよ』で主演を務める佐藤健(30)。物語は、佐藤演じる稲村雄二ら兄妹の母親・こはる(田中裕子)が、夫であり、雄二らの父親を殺してしまった15年前の“あの日”から始まる――。

家族に対して、ポジティブな考え方をする人もいれば、今作のように“父親が嫌い”とかネガティブな考え方を持っている人もいて。でも、それはどちらも間違っていなくて、それくらい家族ってとらえ方が人それぞれ、家族の形もそれぞれだと思うんです。この映画を見たからといって、“家族とは”の答えが出るわけでないですが、僕がそうだったように、“家族に思いを馳せる”きっかけには絶対になると思っています」

 作中では、親友として知られる千鳥・ノブの相方である大悟も出演しているが、

「残念なことに撮影中、大悟さんとは会えなくて。何回も飲んだことはあるんですけど、(取材時)まだ本人は作品の完成した映像を見られていないらしく。こないだお会いしたときに“俺のシーンどうだった?”と聞かれたので、“めっちゃ面白かったです”と伝えたら“いや、シリアスな映画なのに面白いはおかしいやん!”って言っていました(笑)

中田英寿の言葉に共感

 罪を犯そうと、15年たとうと、“家族”であることは変わらない稲村家の中には、周りの環境は変わろうが、根底には不変の“家族愛”がある。そんな、佐藤の中でも“変わらない”ものは、

家族への思いや、友情などはどれだけ時間がたっても変わりません。ただ、価値観など年齢とともに変わるものもたくさんあると思っていて。今後、自分の考え方に変化が生まれても、それを拒絶するのではなく、どんどん受け入れていきたいと思っています」

「“変化を受け入れる”からこそ、新しい自分の価値観が生まれる」と続ける。

「スポーツ選手も、一生スポーツをやるわけではなくて。現役時代は、間違いなく自分のすべてをかけて戦っていても、引退後は全然違うことをされる方も多く、それってすごく素敵だなって思うんです。

 中田(英寿)さんが“俺の人生はサッカーだけじゃない”とサラリと言える感覚に、すごく共感できて。今すぐ“別の何かしたい!”というわけではないんですが、僕の人生、芝居がすべてである必要もない、という考え方もあるのかなと最近思っています

■生粋の“ネコちゃんLOVER”!?

「小さいころから、家に猫がいない時期がないほど、ずっと猫と一緒で、今も実家では飼っています。だから小さいころは、父が猫とかくれんぼしているのをまねして僕もやってみたり。父や母との思い出と同じくらい、猫が壁で爪を研いでいる姿とか、猫を通じて思い出す情景もたくさんあります

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