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夫に「12年間の不倫」がバレた40代妻――慰謝料請求に「ムカつく」と怒りにじませるワケ

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2019年11月15日 19:42  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

写真(C)いしいのりえ
(C)いしいのりえ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。
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 一度婚外恋愛にはまってしまった人は5年、10年、気がつくと20年目前……と、なかなか離れられない人が多いという。

「婚外恋愛」そのものの旨味を知り、相手を変えて、恋愛から離れない人もいる一方、相手とのウマが合うために、長年離れることができない人もいるということだが、筆者がこれまでに取材してきた女性の多くが後者であった。互いに家庭を持ちながらも、30代から40代へと年代をまたいで交際し、デートやセックスがなくなってしまってからも、時間を見つけてはお茶をし、互いのパートナーの愚痴を言い合うような「異性の友達」化してしまうカップルも少なくない。

「12年の付き合いになる彼は、本当にかけがえない人ですよ……大学時代の男友達ってそんな感じじゃなかったですか? だからうちの夫にはホント頭に来てるんですよね……」

 現在、40代の里香さん(仮名)は心底うんざりした顔で言った。

私と彼の共通の話題は「子ども」

 里香さんの家庭はいわゆるDINKSだ。子どもはおらず、互いに仕事を持ち、共働きで生活を楽しんでいた。

「夫とは同じ会社に勤めていましたけど、結婚を機に私が退職しました。手に職を持っているので、まあなんとかなるかと思いましたし。30代前半の頃に退職して、次の会社で働き始めてからもう10年近くたちました。今はリモートで働いているので、家事との両立も楽ですよ……通勤の時間も取られないし、化粧する時間も省けて、パソコンの前に向かったらパジャマで仕事始められますからね。それに、彼と会う時間も取りやすくなりましたし」

 里香さんはサラリと、自身の身の上について話してくれた。

 里香さんが「彼」と知り合ったのは、今から12年前。取引先の人で、里香さんとはたまたま同じ大学だったという。

「大学時代は知り合いではなかったんですけど、同じ大学出身って盛り上がりません? タイプも似てるっていうか……それで、なんとなくそういう関係になっちゃって」

 里香さんも彼もアラサー世代の頃であった。以来、2人は仕事以外でも時間を見つけてホテルで密会する仲になる。

「とにかく話が合ったんですよ。彼は、妊活してキリキリしている嫁の愚痴を言いたくて、私は私で、夫が理解してくれない会社の愚痴を吐き出したかった」

 2人に共通していた話題は「子ども」だ。里香さんの彼は、「なぜ妻は不妊治療してまで子どもを欲しがるのか」と不満を抱いており、一方の里香さんは、子持ちの同僚に苛立ちを覚えていた。

「同僚の女性たちは、結婚と妊娠を経てバタバタと産休や育休に入り、彼女たちが残した仕事を私が担当するようになったんです。それだけでも、『なんで?』と思っていたのに、彼女たちは育休が明けても、仕事を残して、夕方にはそそくさと帰ってしまう……」

そんな同僚を疎ましく思っていた里香さんは、過去の病気により、子どもが授からない体であった。

「そういう愚痴を、夫は受け入れてくれないんですよね……『会社が定めた制度だから仕方ないでしょ』って言うだけ。そりゃそうだけど、仕事中も子どもの話をして手を止めて、さっさと夕方に帰っちゃう同僚の仕事を埋めてるのは、私なんだよって。それでも我慢して今の会社にいてよかったです。給料がいいし、リモート勤務を許可してもらえたので、同僚の子どもトークも聞かなくて済むようになりましたし」

 里香さんの婚外恋愛はストレス発散のはけ口だったのだろうか。

「たまたまですよね。たぶん、共感してくれる相手が欲しかったんだと思いますよ。同僚はもちろん、夫ですら首を傾げる私の愚痴を、彼は『うんうん』『わかるよ』って聞いてくれましたから。セックスはオプションです。裸の付き合いっていうのかな、服脱いだ方が本音で語れるじゃないですか」

 そんな梨香さんと彼の関係は次第に変化していき、「服を着ていても本音で語れるようになった」そうだ。ここ5年以上は、彼とはセックスをせず、仕事が終わってから飲みに行ったり、定期的に連絡を取り合うだけの関係になった。

 しかし事件が起きる。たまたま彼と飲みに行った帰りに、彼と腕を組みながら頰にキスをする里香さんの姿を、夫の同僚に見られてしまったのだ。

「夫が速攻で探偵に連絡をしたみたいで……私たちの関係が、昨日今日始まったものじゃないというのも、調べたようですよ。私の唯一の心の拠り所は彼なのに、ホント腹立ちますよ……もう確実に5年はセックスしてないんですけど、時効になりませんかね? それに一番ムカつくのは、私から慰謝料欲しいって言う夫ですよ。慰謝料だけ請求して離婚はしないって言うんです」

 筆者は、里香さんの自分本位とも取れる言い分にあぜんとした。それは、ご主人にはまだ里香さんへの愛情があり、その愛を裏切られたからこそ、修復のための慰謝料ではないのだろうか。

「本当に私のことを愛していて、大切に思っていたとしたら、子どもができない私に対して、ママ社員の援護をしたりしないと思うんですよね。『子どもができないこと』への葛藤って、私の核の部分だから。そこに寄り添ってもらえなかったら、1人の方がマシかなって思ってます」

 里香さんは、今回ご主人が起こした訴訟を機に、離婚を視野に入れるようになったそうだ。

 筆者は、里香さんを「強い女性」と感じたが、彼女を強くたらしめていたのは、自分の核の部分に共感してくれる彼の存在があったからなのかもしれない。
(文・イラスト/いしいのりえ)

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  • お互いに妻や夫と離婚する覚悟はあるのかな。
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