ベートーヴェンが第九『歓喜の歌』をひらめいたのは銭湯だった!? お風呂ではインスピレーションが湧く説<動画あり>

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2019年11月16日 10:52  Techinsight Japan

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ベートーヴェンが銭湯を訪れて…
日に日に寒くなってきた日本列島。お風呂で湯船にゆっくり浸かるのを毎日楽しみにしている人もいるだろう。11月26日は語呂合わせで『いい風呂の日』だが、それに先駆けてユニークな動画が公開された。なんとあのベートーヴェンが行きつけの銭湯で、交響曲第九の『歓喜の歌(フロイデ)』を生み出すという驚きのストーリーだ。

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動画『牛乳石鹸いい風呂の日「銭湯でフロイデ!」篇』では、始めにベートーヴェンの名言「苦悩を突き抜ければ、歓喜に至る。」が映し出される。そのベートーヴェンが洗面器を抱えて銭湯を訪れるところから物語は始まる。番台のおかみさんが「あら、ベートーヴェン君、いらっしゃい」と声をかけることから、どうやら彼は常連客のようだ。


新曲が出来ずに悩み、ため息をつきながら体を洗うベートーヴェンに、おじさんが「ベンちゃん、ため息ばかりついても何も出てけえへんで。そういうときこそ…風呂やで!」とハッパをかけるが、ベートーヴェンの頭の中にはこの「風呂やで!」がリフレインして―。


勘のいい人なら気づくだろうが、この「風呂やで!」が「フロイデ」になり、交響曲第九の『歓喜の歌(フロイデ)』が生まれるのだ。そして年末にお馴染みのあの楽曲に、銭湯のいろいろな音がぴったりマッチしていくのが楽しい。洗面器にお湯が落ちる音、石鹸箱を開ける音、下駄箱を閉める音、そしてジェットバス、シャワー、ドライヤーの音、さらに風呂上りに飲むビンの牛乳のフタを開ける「ポン!」という音まで、さまざまな音がリズミカルに小気味良く曲にのって登場していく。


ちなみにベートーヴェンがお風呂で名曲をひらめいたというストーリーには、実は根拠がある。もちろんベートーヴェンが銭湯に通っていたという逸話は聞いたことがないが、ドイツの心理学者のヴォルフガング・ケーラーは「偉大な発見は3つのBでなされる。」という言葉を遺している。3つのBとは「Bus」「Bath」「Bed」のことでインスピレーションがひらめくのは、乗車中、入浴中、就寝時とされているそうだ。


動画では銭湯で名曲がひらめいて元気が出たベートーヴェンが「めっちゃエモいわー」と心の中で呟いて銭湯から帰っていくシーンで終わる。今年11月24日には『いいふろまつり2019 in 東京』が東京カルチャーカルチャー(渋谷)にて、11月26日「いい風呂の日」当日には『いいふろまつり2019 in 大阪』が大阪「湯処 あべの橋温泉」にて開催される。お風呂の価値を再認識する日になりそうだ。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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