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最強の「出戻り助っ人」は誰だ? 再来日で光を放った男たち

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2019年11月16日 11:30  AERA dot.

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写真巨人などでプレーしたシコースキー (c)朝日新聞社
巨人などでプレーしたシコースキー (c)朝日新聞社
 活躍次第でチームの浮き沈みに大きく影響するプロ野球の助っ人。毎年、贔屓の球団に新外国人選手の入団が発表される度に、未知の期待感から胸を躍らせるファンも多いのではないか。

 しかし、近年では補強失敗によるリスクを避けるため、すでに日本のプロ野球を経験している“出戻り助っ人”を獲得する球団も増えてきた印象だ。そこで今回は日本のプロ野球を経験し、一度日本を離れたものの、再来日して光を放った助っ人選手を紹介したいと思う。

 最初に“出戻り助っ人”として頭に浮かぶのは、なんといってもプロ野球ではロッテ、巨人、ヤクルト、西武の4球団で活躍したシコースキーだろう。

 2001年シーズンの途中にロッテに移籍したシコースキーは、来日初年度こそ12試合の登板で、防御率6.43と振るわなかったが、翌年以降は成績が徐々に向上。ロッテ3年目には47試合(先発5試合)の登板で防御率3.16をマークすると、2004年に名門・巨人入り。移籍1年目には62試合の登板で防御率2.67の安定した投球を見せるなど、巨人に在籍した2年間はフル回転した。

 その後はアメリカに戻りパドレス、インディアンスでメジャーのマウンドに上がるも成績はパッとせず。2007年シーズン途中にヤクルトと契約を結び、日本球界へ出戻った。その後は古巣ロッテの在籍を経て西武へ移籍。2010年には33セーブをマークし、セーブ王にも輝いた。2度目の来日では5シーズンで200試合に登板して防御率2.38と、最初の日本球界でのプレーよりも安定したピッチングを披露した。成績もさることながら、登板前の投球練習で腕をグルグル回す様子や、マウンドまで全力疾走する気合の入った姿はファンの心も掴んだ。

 他に投手では、ソフトバンク、阪神、ロッテに在籍したスタンリッジも出戻って活躍した選手の一人。2007年シーズン途中にソフトバンクに加入し、2009年までプレーしたのちに、MLBマーリンズ傘下の3Aなどに所属。その後、2010年に阪神に加入し、4年間で35勝をマークした。2014年からは2度目となるソフトバンクでのプレーで2年連続の2ケタ勝利を挙げ、2度の日本一に貢献。最初のソフトバンク在籍時には7勝しか挙げられなかったが、出戻った後に68勝と再来日で真価を見せた投手だった。

 打者ではセギノールが、最強の“出戻り助っ人”に値しうる活躍を見せた。2002年にオリックスでプレーした際は、23本のホームランを記録したが、打率は.204と安定した打撃を見せられず、1年で退団。翌年はヤンキース傘下の3Aで好成績を残し、メジャーでもプレーした。

 そして、2004年に日本ハムへの入団が決まり、日本へ出戻ることに。日本ハム1年目には打率.305、松中信彦(当時ダイエー)と並ぶリーグトップの44本塁打、108打点をマークして、指名打者としてベストナインに選出された。続く2005年も打率.288、31本塁打、86打点を記録するなど、4年間チームの主軸として打線をけん引した。2006年にはシーズン終盤から勝負強い打撃を見せ、日本シリーズではMVPを獲得。チーム44年ぶりとなる日本一の大きな原動力となった。

 その後は目覚ましい活躍とはいかなかったが、楽天、オリックスでプレー。最初の来日となったオリックス時代には2試合連続左右両打席本塁打を達成し、記録に残るプレイヤーでもあった。また、日本シリーズを制した際には人目をはばからず涙し、当時チームメイトだった新庄剛志と慰め合うなど、北海道に移転したばかりの日本ハムを象徴する助っ人としてファンに愛された。

 その他の野手では、2013年に楽天初の日本一に貢献したマギーも出戻って活躍した助っ人。最初の来日では1年のみのプレーとなったが、打率.292、28本塁打、93打点の好成績で、同じ年にともに楽天へ加入した“AJ”ことアンドルー・ジョーンズと、強いチームの象徴にもなった。

 マギーが凄かったのは日本を去ったあとに、メジャーリーグでも活躍したこと。元々、来日前のブルワーズ時代も実績のある選手だったが、2014年にMLBのマーリンズに復帰すると、広い本拠地球場の影響もあり本塁打は4本に減ったが、177本の安打を放ち打率.287、76打点をマーク。ナ・リーグのカムバック賞を受賞し、母国でも実力を見せつけた。

 その後に移籍したMLBのジャイアンツなどでは力を発揮できなかったが、2017年に巨人へ移籍し再来日。2年間で打率.300、39本塁打、161打点の成績を残し、衰えぬバッティングを日本で再び披露してくれた。

 こうしてみると、最初のプロ野球挑戦ではそこまで活躍できなかったものの、2度目の来日では“慣れ”という側面もあるのか、最初に日本でプレーした時よりも、いい成績を残すケースもあることが分かる。

 毎年、多くの外国人助っ人が来日するが、目覚ましい活躍を見せるのはほんの一握り。近年日本では思ったようなパフォーマンスを見せることが出来なかった助っ人選手の中でも、主にアメリカなどを中心に他の国でプレーを続ける選手も少なくない。

 かつて阪神に所属したロサリオも最初の来日では活躍できなかった選手の一人だが、今季はツインズ傘下の3Aで打率.300、20本塁打、91打点の好成績をマーク。今月4日に退団が決まり、現在はフリーエージェントとなっている。MLBでも5年間の通算で打率.273、71本塁打、241打点と実績があることに加え、年齢もまだ30歳と若い。日本野球を一度経験しているアドバンテージもあるだけに、日本の球団が獲得に乗り出しても面白いのではないか。

 ロサリオ以外にも、日本で苦い経験をしたが異国で能力を磨き、再び来日のチャンスを待っている“元助っ人”もいるだろう。再び彼らが日本に舞い戻った際には、これまでの経験を生かし、活躍する姿を見せて欲しい。

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  • 外国人枠が広かった現代のNPBで"出戻り"助っ人も珍しくないが、まだ2名の枠だった時代の「ジョージ・ライト」が懐かしいな(笑)南海を一年でクビ→五年後まさかのダイエーで復帰(笑)(笑)(笑)
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