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自分はうつ? と感じたときに試したい、1日3分の“うつぬけ”メソッド

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2019年11月16日 16:22  日刊SPA!

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日刊SPA!

写真写真はイメージです(以下同)
写真はイメージです(以下同)
 自分に自信がない、すぐに落ち込んでしまう、このままだとうつ病になってしまうのではないか……そんな不安に押しつぶされそうになったことはないだろうか? 

 特に30代〜50代の男性は、バリバリの働き盛りでストレスが多く、気がついたら休養が必要なほどのうつ病を患っていた、というケースもある。

 そこで、今話題の“うつぬけ”メソッドが紹介されている『1日3分でうつをやめる。』(10月25日発売)の著者であり、うつ専門のメンタルコーチの川本義巳氏にインタビュー。なぜ30代〜50代はネガティブ思考になりがちなのか、もしうつ病になりそうになったとき、どうすればいいのかを教えてもらった。

 実は川本氏自身も、うつ病で6年間も苦しんだ過去がある。大手IT企業への転職を機に、38歳でうつ病を発症し、寝たきり状態になって1年2か月の休職を経験。その体験をもとに“うつぬけ”メソッドを確立したのだ。

 川本氏曰く、うつになりやすい人には、共通する“思考のクセ”があるという。

◆「ポジティブにならなきゃ」という強迫観念

 共通点のひとつは、ネガティブになってはいけない、ポジティブにならねば、と考えること。

「物事に関してネガティブに感じるということ自体は、正常な反応なんです。だって、嫌なことを言われたら辛くなるのは当然です。大事なのはネガティブに感じた“後”なんです。ネガティブ思考が持続してしまい、何事もネガティブに考えるクセがついてしまうことが問題です」(以下、川本氏)

 ネガティブ自体にいいも悪いもない。ただ、自分が今ネガティブだということを一旦冷静になって、客観的に知ることが大事だという。また、ネガティブ状態から抜け出せない人は、「ポジティブにならなければいけない」と強迫観念的な思いを抱くことも多いとか。

「ネガティブはよくない、という思いからポジティブにならなければいけないという焦りが生まれてしまうんです。僕も過去に、自己啓発やスピリチュアルに手を出したこともあります(笑)。だけど一時精神がいい感じの状態になったとしても、それが長続きすることはありませんでした。

 だから、ネガティブな感情に支配されたら、その感情を無理に打ち消そうとは思わず、まずは“今自分はネガティブなんだな”と自分の思考を客観視するクセをつけるのがズルズル落ち込まないコツです」

◆パワハラ上司は「ジャイアン」と名付けよう

 こんな例もあったという。

「上司のパワハラに悩んでいるというクライアントさんに、上司を心のなかで(『ドラえもん』の)ジャイアンと名付けて、上司の声を頭の中でジャイアンの声に変換してみては、というトレーニングの提案をしたことがあります。以前なら近寄ってくるだけで怖くて震えていた上司ですが、姿を見ると頭の中にジャイアンのテーマソングが流れてくるようになり、おかしくて徐々に上司の存在が気にならなくなってきたというのです。

 パワハラ上司を“好きになる必要はない”んです、ただ前ほど嫌じゃなくなれば楽ですよね。これと同じで、ネガティブをポジティブに無理に変える必要はないんですよ」

◆原因を追究しすぎる人は、うつを呼びやすい

 また辛い目にあったときに「なぜ自分はこうなったのか」と原因を追究してしまう人が男性に多いとか。これも、うつになりやすい人に共通する考え方だ。

「例えば会社で嫌なことがあったとき、自分はなぜこの会社に入ってしまったのか……などと考えてしまうんです。
 そうすると、会社に入った理由は大学の推薦だった。じゃあなぜあの大学を選んだのか、高校時代の頑張りが足りなかった。中学時代なぜあの高校を受験してしまったのか、親が塾に行かせてくれなかったから……などとどんどんさかのぼることになり、結局“親が悪い”というところに行き着きがちです(笑)。

 だけど、このように原因を究明したところで状況が回復するほど事態は単純ではありません」

 確かに、たとえ辛さの原因がわかったとしても、今の状況は変わらない。親から「お前の育て方が悪かった」などと今謝られたとしても、現状抱えているトラブルがいい方向に回復する近道にはならないだろう。

「ネガティブを引きずったり、辛さの原因を追究したりと、うつになりやすい人は“うつを呼ぶ考え方”をしているんです。もし今、鬱々としている状態から抜け出したいと思っている人がいたら、1日3分でうつ状態を“やめる”方法が、自著『1日3分でうつをやめる。』に書いてありますのでぜひ1度試してみてほしいです」

◆身近に辛そうな人がいても、無理して相談に乗らないこと

 また、自分の家族や友人に精神状態が辛そうな人がいたらどうすればいいのだろうか?

「専門家のところに行くよう勧めてください。
もちろん相談に乗ってあげるのもいいですが、何度も何度もネガティブな悩みを相談されると、聞く方もだんだんとしんどくなってきて、結果友情関係などが壊れてしまうかも。

なので共感はしつつも、無理な頼みをされたら無理と言うしかありません。大切な人が苦しんでいるのを見るのはつらいですが、“何かできることある?”といった“May I Help You?”の精神で接するのが一番です」

 川本氏はうつ病で休養中のクライアントに、はやく会社に戻りたいと相談されたときこのような言葉をかけているという。

「会社は生活の保証はしてくれるけど、人生の保証はしてくれないよ」

 働き盛りの30代〜50代、もちろん仕事は大切だが、メンタルをないがしろにすると、取り返しがつかない事態に陥るかもしれないのだ。日頃からマイナス思考だったり、卑屈な考えを持つ人は、今一度自分の心の状態を見つめ直してもいいかもしれない。

【川本義巳さんプロフィール】

 うつ専門メンタルコーチ一般社団法人エフェクティブコーチング協会代表理事。高校卒業後、SEとして20年以上メーカーに勤務。大手IT企業への転職を機にうつ病を発症、寝たきり状態になり、1年2か月の休職を余儀なくされる。職場復帰後も6年間うつ病に悩まされ、さまざまな方法を試すが失敗。2007年コーチングに出合い、うつ病を完全克服。その体験をきっかけにうつ専門のプロコーチになることを決意し、現在のメソッドを開発。9年間で1万件以上の相談、指導を行う。

<文/満知缶子>

このニュースに関するつぶやき

  • なるほど、確かに会社は生活は保証するが人生は保証しないな。だが…そう言う医者は生活すら保証しないよな?むしろ、いつから会社が生活を保証すると錯覚しているのだ?
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  • 多少難しいやもしれないけど、ネガティブでもポジティブでもないフラットな瞬間を作って行くのが抜け出すコツというか、ほぼそれが解答というか…←
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