爆発的人気の『リングフィット アドベンチャー』、“フィットネスゲーム”としての魅力とは?

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2019年11月17日 07:11  リアルサウンド

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 10月18日に発売された、『Nintendo Switch』向けソフト『リングフィット アドベンチャー』。新垣結衣が出演するCMを見て気になっている方も多いと思われるが、同作は“冒険しながら、フィットネス”をテーマに掲げたもので、自宅で手軽かつ楽しくフィットネスを楽しめることから、人気が沸騰し、各店舗で売切が続出。入荷されてもまた即完売と、供給が追いつかない状況だ。


(参考:売り切れ続出『リングフィット アドベンチャー』、海外では「全てが直感的」と絶賛


 同作の魅力を確かめるべく、リアルサウンドテックでは『リングフィット アドベンチャー』をなんとかゲット。編集部スタッフでプレイした感想をお伝えしようと思う。


 『リングフィット アドベンチャー』は、タイトルにもある“リング”を主体としたもので、リング型コントローラーと、レッグバンドにそれぞれJoy-Conを接続。2つのJoy-Conに搭載されているジャイロセンサーが、姿勢や動きをしっかり感知し、プレイヤーの動きにあわせてゲームが進行していくというものだ。


 このゲームには、“シンプルにフィットネスを楽しむこと”と“フィットネスをしながらゲームを楽しむこと”の2軸があるのだが、後者の機能である“アドベンチャーモード”は次回掲載させていただくとして、本稿ではコントローラーの性能を確かめることも兼ねて、シンプルなフィットネスとミニゲームに挑戦してみた。


 まずはJoy-Conをリングコントローラーとレッグバンドに装着し、いくつかのテストを終えたあと、運動能力を測る「シンプル」モードへ。「脊柱起立筋チャレンジ」や「広背筋チャレンジ」などをプレイするも、ぱっと見は簡単そうな測定。しかし、リングコンを持つ彼女の手はプルプルと震え「限界です!」とギブアップの声を上げていた。


 リングコントローラーは、バネのように元に戻る特殊な素材でできており、高精度の「力センサー」を内蔵。グッと押しこんだり、引っ張ったりする動きを認識するため、トレーニングチューブとアームリングの2つを兼ね備えた万能さを感じる。バランス系のトレーニングでは、上下左右に振ったり、傾けたりといったさまざまな動きを認識するために使用でき、その判定もシビア。戸塚氏も「パーソナルトレーナーみたい!」と早速同ゲームの強みを感じ始めたようだった。


 「シンプル」でコントローラーの動きなどを掴んだあとは、「セットメニュー」へ。これは、体重や性別などを入力し、トレーニングしたい部位を指定すれば、ソフト側でその人にあったフィットネスメニューを提示してくれるというものだ。


 早速「姿勢改善コース」を選んだところ、筋トレとミニゲーム、ヨガといったそれぞれ異なるジャンルを組み合わせたメニューが登場。体を伸ばしたり、走ったり、ヨガのポーズを取ったりと、慣れる暇もなく、次のメニューが続々と押し寄せてきたため、戸塚氏は疲労困憊。「思ってたよりキツいですね……」とヘトヘトになりながらつぶやいていた。


 そんな彼女を救ったのは、画面の中に登場するキュートな判定ロボット。プレイヤーの努力に合わせて「すごい!」や「がんばって!」とエールを送ってくれるため、ギブアップすることなく、最後まで駆け抜けられたのだそう。


 各メニューを終えたあとは、姿勢やポーズの綺麗さで点数がつけられ、コースを終えると消費カロリーなどの具体的な数値も算出されるため、どれだけ運動したかが一目でわかることもありがたい。手っ取り早くランニングなどをすることも重要かもしれないが、ダレることなく体幹を鍛えたり肩凝りを解消できる、このゲームならではのメリットは大きい。


 これらのメニューを経て、同作が売れる理由を肌で感じたところだったが、『リングフィット アドベンチャー』の真髄は別のところにあるようだ。次回は『リングフィット アドベンチャー』のメイン機能である、「アドベンチャーモード」の魅力に迫ってみたい。


(中村拓海)


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