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『おっさんずラブ-in the sky-』春田と成瀬の距離に変化が そして四宮は切ない想いをついに吐露する

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2019年11月17日 12:31  リアルサウンド

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写真土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(c)テレビ朝日
土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(c)テレビ朝日

 ますます混線を極めゆく愛の飛行経路。『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)第3話では、主要5人の行動が交錯し、すれ違い、そしてついに各々の想いが吐露される。


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 第2話の一件から春田(田中圭)との関係性が密になったかと思いきや、なかなか自分の感情を他人に透けさせず、まだまだ距離を置こうとする成瀬(千葉雄大)。またもや屋上で女性とイザコザを起こしている姿を見て心配する春田だったが、「あれは、俺の妹です」とだけ告げ、深く踏み入ることを許そうとしない。逃げようとするところを捕まえようとしても、するするっと逃げてしまうのが成瀬という男なのだ。その一方で四宮(戸次重幸)といるときの成瀬は、「なに(春田からの恋愛)相談に乗っちゃってるんですか? 好きなんですよね? あの人のこと」と感情を剥き出しにしているのも見逃せないシーン。


 春田と成瀬が再び急接近するのは、第3話の終盤、石垣フライトのあと。春田は、成瀬の妹からの電話により、父親が危篤状態であることを知ることになる。そう、成瀬は、父親の病状がよくないという悩みを抱えながらもそれを誰にも告げずにフライトに臨んでいたのだ。雨に打たれる成瀬の寄る辺なさに耐えかねた春田が、「なんかほっとけねぇんだよ!」と言って強く抱きしめる場面。成瀬から距離を置かれながらも踏み込み続け、今度は絶対に逃さないという春田の想いに満ちたシークエンスだったように思う。それがお人好しゆえの行動なのかLOVEゆえの行動なのかどうかはまだ知る由もない。


 他方、彼らが抱き合う姿を見てしまった四宮は、今まで押し殺していた感情が不意に漏れ出るように、「俺は春田が好きなんだ」と想いを吐露。それを聞くのが春田ではなく緋夏(佐津川愛美)であったという点も、また重層的に切ない。教室でピアノを弾く春田にそっと手を重ね、温かく目線を送る場面からも滲み出ていたが、この片想いの描写はあまりにもビターで胸苦しい。


 本話冒頭は第2話の続きからスタート。いい雰囲気になっていた春田と緋夏の関係について黒澤キャプテン(吉田鋼太郎)が問い詰める場面には、父親としての顔なのか恋敵としての顔なのかが一目ではわからない、複雑な感情が渦巻いているようだった。それでも「どっちが本命なの?」と心の中で問う黒澤キャプテンの頭の中は、やはり春田への想いが強く勝っていただろうか。曖昧なまま勘違いが続いていた関係だったが、春田がキッパリと断ることで状況は整理された。


 一方、同じ男に惹かれる娘の緋夏は、「好きになってもいいですか?」と春田が誰かから求愛されていることを知ってしまい、少し気を引いてしまう。四宮の想いにも気づいた今、彼女は春田への想いに正直になり、行動に移すことができるのか。五者五様の想いがどんどん加速していく『おっさんずラブ』。「直接対決」と銘打たれた次回、悲しむ人が出ないことだけを望む。 (文=原航平)


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