アダストリア子会社の新ブランドに小山田早織が参加、着回し重視のモノトーンアイテム発売

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2019年11月19日 17:42  Fashionsnap.com

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「エジック」2020年秋冬コレクションより Image by: FASHIONSNAP.COM
アダストリアの子会社エレメントルールから、スタイリストの小山田早織をクリエイティブディレクターに迎えた新ブランド「エジック(Ezick)」が2020年秋冬シーズンにデビューする。11月19日の今日、関係者向けに発表会を開催し、アイテムを披露した。
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 エレメントルールは都市で暮らす大人に向けたファッションを提案するために2017年に設立し、30代後半〜40代の顧客層がメインの基幹ブランド「バンヤードストーム(BARNYARDSTORM)」や、30〜40代をコアターゲットにした「カレンソロジー(Curensology)」、30〜50代向けの「カオス(Chaos)」などを運営。新ブランドでは、これまでカバーしきれていなかった20代〜30代に購買層を拡げ、将来的にバンヤードストームの潜在顧客を増やすために立ち上げたという。
 新ブランドでは、長年のスタイリストの経験で培ってきた提案力を持ち、ターゲット層からの支持が厚い小山田をクリエイティブディレクターに起用。小山田は「スタイリストの仕事をしていて、世の女性たちが"何を着たらいいのか"や"可愛い服が高くて買えない"といった悩みを抱えていると感じていましたが、エジックではエレメントルールが持つ生産背景などを活用して、この2つにアプローチした服が作れると思ったのでお話を受けました」と同職に就いた経緯を説明した。なお、2017年にTSIグループが立ち上げた「トウキョウ スタイリスト ザ ワン エディション(TOKYO STYLIST THE ONE EDITION)」(※2019年9月1日付でブランドは終了)でもディレクターを務めていたが、今年春の契約満了をもって退任している。
 エジックでは「境界線をひく」をコンセプトに掲げ、物事に対して白黒を付けるように自分のスタイルを持つ高感度な女性に向けて、小山田が究極のベーシックと捉えるモノトーンを主軸としながら1着の着回しを想定したアイテムを提案。全身エジックで固めるのではなく、他ブランドと共存できるブランドを意識するという。無地やプリント柄のカットソー(中心価格帯4,990円)、ニット(6,990円)といったカジュアルベーシックなアイテムに加え、ブラウス(7,990円)やボトムス(8,990円)、ジャケット(1万3,000円)、ワンピース(1万1,000円/すべて税別)などのオンオフ問わずに幅広いシーンでの着用を想定した商品を用意し、アダストリアのSPAの仕組みを利用することで、高品質かつイージーケアが可能な素材を使いながら手に取りやすい価格帯を実現した。このほか、バッグやアクセサリーといった小物類も販売予定だという。
 2020年春の本格的な展示会開催に向けて小山田本人のSNSを活用してブランドのPRを行い、エジックの認知度を向上させる。同年9月を目処にアダストリアの公式ウェブストア「ドットエスティ([.st])」にショップをオープンするとともにファッションビルに1号店を出店する計画で、将来的にバンヤードストームと同等に約40店舗を展開するブランドに成長させる。事業担当の中島健太氏は「実売時期までにさらにブランドを改善するため、1年前のこの時期に発表会を設けました。小山田さんによるスタイリング目線のMD構成で、幅広い顧客を獲得していきたい」と話した。
 また、「バンヤードストーム(BARNYARDSTORM)」から2020年春夏シーズンにデビューするシューズの新ライン「マゼル バイ バンヤードストーム(Mazell by BARNYARDSTORM)」を併せて発表。2016年からオリジナル企画で販売してきたシューズカテゴリーを強化するために立ち上げたといい、スニーカーやフラットシューズ、晴雨兼用シューズ、サンダルといった約60型を発売する。
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