“色の濃い野菜”がおすすめ!?冬の風邪対策

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2019年11月20日 15:02  オズモール

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◆予防のカギは“色の濃い野菜”!食事でできる風邪対策とは?

いよいよ本格的に寒さが厳しくなってきて、風邪やインフルエンザ予防など、体調管理が気になるところ。体調管理は食事がカギになるけれど、風邪やインフルエンザを予防するには、どんな食事を取ればいいの? 管理栄養士の米倉れい子さんに、食事面からの風邪対策について教えてもらった。



2019年11月 オズモール調べ 1613人
約4割の人が年に2〜3回風邪をひいている
オズモールのアンケートで「年に何回くらい風邪をひくか」と聞いたところ、約4割の人が「2〜3回」で最も多かった。「4〜5回」という人も約1割という結果に。

また、風邪の予防方法について聞いたところ「手洗い・うがいを意識する」が最も多く、次に「十分な睡眠をとる」「マスクをつける」「栄養バランスのとれた食事をとる」の順に多かった。食事では特に「ビタミンCを意識して取る」という声が目立った。そのために「野菜中心の食事を意識している」人、「サプリメントを利用している」人など、さまざまいた。



風邪予防には“色の濃い野菜”を意識して
「風邪予防には“色の濃い野菜”と覚えておくといいでしょう」と米倉さん。
「ビタミンCはウイルスに対する抵抗力を高めるとされる栄養素。ビタミンAも炎症を起こした粘膜を保護すると言われています。さらに風邪予防には、抗酸化力のあるビタミンEも有効。この3つのビタミンACE(エース)を取りやすい食べものが、カボチャ、ブロッコリー、トマト、パプリカなどの色の濃い野菜なんです」

ただし、水に溶ける性質があるビタミンCは、取り方にコツがあるそう。
「汁ごと美味しく食べられるような色の濃い野菜がたっぷり入ったトマト鍋はおすすめです。ただし、煮過ぎないよう手早くささっと調理してくださいね」(米倉さん)
自炊する時間がなく、ビタミンCが不足しそうなときは、今が旬のミカンや柿を意識して食べるといいそう。1年中食べられるキウイ、グレープフルーツ、オレンジでもOK。



風邪をひいてしまったら、体を温める卵や豆腐が効果的
風邪をひいてしまった場合は、とにかく体を温めること。さらに胃腸も弱っているので、消化のいいメニューを選んで。栄養素としては、たんぱく質を意識することがポイントだそう。

「体を温める食材としてショウガやネギはよく知られていますが、たんぱく質も大切。体調が悪いと、おかゆやうどんだけになりがちですが、例えばおかゆならネギやショウガのほか、消化のよい崩し豆腐や卵を加えるといいでしょう」
手軽にコンビニで揃えるなら、レトルトのおかゆに温泉卵、豆腐を入れればOK。食欲がなくて食べられないときは、冷たく喉越しも良いヨーグルトやプリンが便利。

手洗い、うがいはもちろん、食事も意識してこれからの寒い時季を乗り切って!


教えてくれた人
米倉れい子さん
管理栄養士、株式会社食STORY代表取締役。アスリートや積極的にスポーツに取り組むビジネスパーソンを対象に、目標とするパフォーマンスやコンディショニングを目指した食生活や健康的なダイエット方法などを情報提供中。2008年まではオリンピック選手やジュニア選手などのスポーツ栄養サポートを中心に携わる。2008年以降は、厚生労働省に入省し、栄養・食生活に関する施策の企画立案や推進を担当。2017年には厚生労働省を退職し株式会社食STORYを設立。現在は、アスリートに対するチームサポートをはじめ、スポーツをする若い親世代に対して、日々の料理づくりの工夫やポイントを提案するサイトを展開中。


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