シトロエン・レーシングは11月20日、2019年シーズンのWRC世界ラリー選手権を最後に、同シリーズから撤退する旨を公式ツイッター(@CitroenRacing)で発表した。
シトロエンは、トヨタ、ヒュンダイ、Mスポーツ・フォードとともにWRC世界ラリー選手権を戦ってきたマニュファクチャラーのひとつ。近年はタイトル争いから離れているものの、セバスチャン・ローブを擁した2000年代〜2010年代前半には部類の強さをふるい、ローブとともにシリーズ9連覇の離れ業を成し遂げている。
2019年シーズンはかつて、同チームでローブとチームメイトだったセバスチャン・オジエと再契約を結び、トヨタを離れたエサペッカ・ラッピとの2台体制でシリーズに参戦。開幕戦モンテカルロと第3戦メキシコ、さらに第11戦トルコで勝利を飾り、トルコではオジエとラッピによるワン・ツー・フィニッシュを達成した。
そんなシトロエン・レーシングは20日、Twitterを通じてWRCから撤退することを明らかにした。
投稿されたツイートによれば、シトロエンは、エースのオジエがチームを離れることが決まったことを受け、2020年シーズンにファーストクラスドライバーが不在となることからWRCプログラムから退くことを決断したという。
なお、この決定に関する詳しい声明やオジエ、ラッピの去就については、現時点でアナウンスされていない。