JR九州、黒い787「36ぷらす3」2020年秋デビュー - ビュッフェ復活

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2019年11月21日 15:22  マイナビニュース

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JR九州は21日、新たなD&S列車「36ぷらす3」を2020年秋から運行開始すると発表した。特急形電車787系(6両編成)を使用し、同社初という電車によるD&S列車に。かつて人気を博したビュッフェも復活し、九州7県を巡る新ルートで運行される。

同社にとって約3年半ぶりとなる新たなD&S列車、黒い787「36ぷらす3(さんじゅうろく ぷらす さん)」のコンセプトは「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった“走る九州”といえる列車」。九州の美味しい食、温泉、豊かな自然、歴史、ホスピタリティマインドといった魅力を詰め込み、九州を元気にするため走る列車となる。

「36ぷらす3」では木曜日から月曜日まで5日間にわたる運行ルートが設定され、このルートで年間45週程度の運転を予定している。木曜日は博多駅から熊本駅を経て鹿児島中央駅へ、鹿児島本線と肥薩おれんじ鉄道(八代〜川内間)を経由して運行される。

金曜日は鹿児島中央駅から宮崎駅へ、土曜日は宮崎空港駅・宮崎駅から大分駅・別府駅へ日豊本線経由で運行。日曜日は大分駅・別府駅から日豊本線、門司港駅で折り返して鹿児島本線を走り、博多駅まで運行される。月曜日は長崎本線経由で博多〜長崎間を往復するルートとなる。全ルートの走行距離は1,198kmに及び、曜日ごとに各日単位で乗車可能だが、日中時間帯に運行されるため、宿泊設備は備えていないとのこと。

車両イメージも公開された。1992年デビューの特急「つばめ」を皮切りに、現在も「かもめ」「にちりん」「きりしま」など九州各地の特急列車で活躍する787系(6両編成)を使用し、黒を基調としたカラーリングで「36+3」「AROUND THE KYUSHU」のロゴマークも配した外観に。全車グリーンで定員100名程度を予定し、かつて営業していたビュッフェも復活する。

列車名「36ぷらす3」の「36」は、九州が36番目に大きい島であることにちなみ採用された。5つの運行ルートに「九州を楽しむ35のエピソード」を詰め込み、「全ルート楽しんで、お客さまご自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたい」との思いを込めた。「ぷらす3」については、この列車を通じて「驚き、感動、幸せ」を届けるとともに、「お客さま、地域の皆さま、私たち」でひとつになり、「39(サンキュー!)=『感謝』の輪」を広げていきたいとの気持ちを込めたと説明している。

車両構成や運転日、ダイヤ、サービス概要など、詳細は決まり次第、順次発表される予定。現時点ではJR券と昼食をセットにしたランチプランと、ランチを伴わないきっぷのみの販売を検討しているとのことだった。(上新大介)

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