2020年にレッドブル・ホンダF1がマックス・フェルスタッペンに優れたパッケージを提供すれば、彼は6度のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンの一番のライバルになるとの考えを、デイモン・ヒルとポール・ディ・レスタが示した。
F1ブラジルGPでフェルスタッペンはポール・トゥ・ウインを飾った。メルセデスやフェラーリを凌ぐパフォーマンスを見せたレッドブル・ホンダを、Sky Sportsの解説を担当する元F1ドライバー、ディ・レスタと、1996年F1世界チャンピオンであるヒルがそれぞれ称賛した。
「彼らはレース全体、週末全体をうまくコントロールしていた。やるべき仕事をすべてしっかりやり遂げたんだ」とディ・レスタが語ったとSky Sportsが伝えた。
「レッドブルがマシンのパフォーマンスを向上させ、ホンダがさらにいい仕事をすれば、メルセデスやフェラーリを警戒させるような存在になる。レッドブル・ホンダは予選で力を発揮できるようになった。予選をうまくやれれば、レースをコントロールできるようになる」
「2020年の(開幕戦)オーストラリアで、レッドブルとホンダが彼に一貫して戦えるマシンを提供できるかどうかだ。彼にはいい結果を出す力がある。彼がそういう状態の時に、モチベーションを維持させる必要がある」
ヒルもディ・レスタに同調し、ハミルトンはすでにフェルスタッペンを警戒し始めたのではないかと語った。
「メルセデスは少し心配するべきだろう。高度を含むいくつかの要素が影響したことは分かっているが、マシンが素晴らしかったことは事実だ。ホンダエンジンだけではなく、全体のバランス、そしてドライバーがよかった。マックスを擁する彼らは非常に強力だ」
「ルイスの心に『彼にやっつけられるかもしれない』という思いが浮かんだのではないだろうか。だが、ルイスがあと4年か5年、F1で走るのであれば、そういう状況が増えていき、それに対処していかなければならないだろう」