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母親に暴力を振るう父親をハンマーで殴った息子、出所後「後悔はない」(英)

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2019年11月21日 21:32  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

写真父親(右)をハンマーで殴った息子(画像は『Daily Star 2019年11月18日付「Son who attacked abusive dad with hammer says he doesn’t regret it」(Image: Andy Commins / Daily Mirror)』のスクリーンショット)
父親(右)をハンマーで殴った息子(画像は『Daily Star 2019年11月18日付「Son who attacked abusive dad with hammer says he doesn’t regret it」(Image: Andy Commins / Daily Mirror)』のスクリーンショット)
家庭内暴力は母親や年老いた両親が被害者となるケースが多いが、イギリスで暴力を振るう父親に我慢ならず、ハンマーで殴打した息子が服役していた刑務所を出所し、その胸中を語った。当時、酒に酔った父親が母親に激しい暴行を加え、これを阻止しようとして父親を瀕死の状態に至らしめてしまったが、彼は「後悔していない」と話している。『The Sun』『UNILAD』『Mirror』などが伝えた。

英ダラム州ストックトン=オン=ティーズのビリンガムに住所を置くベン・ウィルソンさん(Ben Wilson、27)は収監されていたが、刑務所から出所後に自分が犯した罪について心境をメディアに明かした。『Metro』によると、ベンさんは今年初め頃に出所しており、最近になって各メディアが彼のインタビューを通して事件当日のことを伝えている。

2014年5月のこと、22歳だったベンさんは父親のクレイグ・ウィルソンさん(Craig Wilson、当時46歳)をハンマーで殴打し、怪我をさせた罪で2015年1月に6年の刑を言い渡された。しかしこの判決後、ベンさんを釈放するための嘆願書への署名がオンラインで呼びかけられ、集まった署名は52000人にも上った。これによりベンさんは、4年ほど刑を服した後に釈放された。多数の署名が集まったのは、次のような理由があった。

被害者である父親のクレイグさんは、飲酒すると人が変わったように粗暴になってしまうところがあった。2007年の大晦日に酔った勢いで妻のトレーシーさん(Tracey)を、彼女の目が充血するほど首を締めたことで警察に逮捕され2年間、刑務所に収監されていた。

出所後もクレイグさんの暴力行為は止むことはなく、ベンさんも頭突きを食らうことがあったという。そして2014年5月31日、『UNILAD』によるとその日はトレーシーさんの誕生日パーティーが行われ、クレイグさんはサンブーカのボトル1本を空けてしまった。

するとクレイグさんは、皆がゲームをしている中に割り入ってナイフを振り回し「お前ら! 全員殺してやる!」と叫んで2階に上がり、室内を破壊し始めた。トレーシーさんは駆けつけてクレイグさんを止めようとしたがその瞬間、ベンさんの耳にトレーシーさんの悲鳴が聞こえた。

思わずベンさんはツールバッグの中からハンマーを持って2階へ上がった。クレイグさんはそんなベンさんに「なんだよ! 薄気味悪い馬鹿たれが! 後ろに何持ってんだ?」と口にすると、ベンさんはハンマーをクレイグさんに振り落とした。のちにベンさんは「おそらく8回ほど殴ったんだと思いますが、そのうちの1回しか覚えていません。父を殺したくはなかったですし」と明かしている。

ベンさんは犯行後、クレイグさんの返り血を浴びてパニックに陥ったが、警察署に向かい犯行を自白したという。当初ベンさんは12年の刑が下されたが、クレイグさんの家庭内暴力がトレーシーさんにより明るみに出たことから、刑期が短くなり6年と言い渡された。

殴られたクレイグさんは大怪我をしたものの命を落とすことはなかったが、ベンさんが服役中の2016年11月に首を吊り自らの命を絶っている。

出所したベンさんは、トレーシーさんを守るために「あの時は選択肢がなかった。後悔はしていない」と明かし、次のようにも述べた。

「もしかしたら別の方法で対処できたかもしれません。しかし警察が何度もうちに来たのを見てきましたが、彼らは何も力を貸してはくれなかった。僕たちがどんなに助けを求めて声をあげたとしても、警察は何もしてくれなかったのです。僕が自分の手でああするしかなかったんです。」

「僕はただ、父の暴力を止めたかった。それで自分を犠牲にしました。たとえ刑務所に行くことになっても止めなければ…と自分に言い聞かせました。僕は後悔していません。大きな過ちを犯してしまったのかもしれませんが、僕が刑務所に入らなければ母が罪を犯すことになっていたかもしれません。」

ベンさん宅を度々訪れていたクリーブランド警察のマシュー・ホリングスワース捜査官(Matthew Hollingsworth)は、ベンさん家族が警察に失望していることについて「誠に申し訳ない」とコメントした。

なお現在のベンさんは、自分の人生を取り戻すために前向きな気持ちで日々過ごしているという。

画像は『Daily Star 2019年11月18日付「Son who attacked abusive dad with hammer says he doesn’t regret it」(Image: Andy Commins / Daily Mirror)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

このニュースに関するつぶやき

  • 酒乱は刑務所か病院へ。でないと悲劇が絶えない。
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  • 記事を読んで…何が正しいのか?私にはよく分かりませんが…弱者を守る決断をした事に、むしろ誇りをもっていいと思います!日本の児童虐待事件にも同じ事を思います。
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