『アナと雪の女王2』の歌に注目。エルサのメイン曲など新曲多数

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2019年11月22日 11:30  CINRA.NET

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『アナと雪の女王2』 ©2019 Disney. All Rights Reserved.
■前作から3年後の世界、エルサの「魔法の力」の秘密を巡る物語

ディズニーアニメ『アナと雪の女王』の最新作『アナと雪の女王2』がいよいよ11月22日から公開となる。

前作は日本で約255億円の興行収入を記録し、公開から5年以上が経った今でも洋画アニメーション作品としては歴代1位の座を守り続けている。その人気を語る上で欠かせないのが「歌」の魅力だ。“Let It Go〜ありのままで〜”は2014年を代表する1曲になった。

『アナと雪の女王2』はエルサが「触れるものすべてを凍らせてしまう力」をコントロールできるようになった前作の結末から3年後が舞台となる。深い絆で結ばれ、アレンデール王国で幸せな日々を過ごしていたエルサとアナの姉妹が、エルサにしか聞こえない不思議な「歌声」によってエルサの「魔法の力」の秘密を解き明かす旅へと導かれる、というあらすじだ。

■メイン曲は“イントゥ・ジ・アンノウン”。「未知の旅へ」踏み出す想いを歌う
『アナと雪の女王』はミュージカル映画だ。劇中の歌は各キャラクターの内面を表現し、鑑賞者の感情に訴えかける。

『アナと雪の女王2』では前作に引き続き、ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が歌を手掛け、インストゥルメンタル曲をクリストフ・ベックが作曲している。“Let It Go”で『アカデミー賞』や『グラミー賞』を受賞したロペス夫妻は、『アナと雪の女王2』のために7曲の新曲を書き下ろした。

前作の“Let It Go”にあたるメイン楽曲は“イントゥ・ジ・アンノウン”。“Let It Go”と同様にエルサ役のイディナ・メンゼルが歌う劇中曲だ。日本版タイトルは“イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに”となり、吹替版声優としてエルサ役を続投する松たか子が再び歌唱している。

前作では描かれなかった「エルサに力が与えられた秘密」を巡る『アナと雪の女王2』の物語。<未知の旅へ 踏み出せと 未知の旅へ>という歌詞が力強く響く“イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに”は、新しい冒険の始まりを告げるような壮大な楽曲になっている。

前作で「ありのまま」の自分を受け入れたエルサが、彼女にしか聞こえない不思議な「歌声」をきっかけに再び自身の「力」と向き合い、迷いを感じながらも自分の心に従って未知なる世界に踏み出していこうとする想いが溢れている。

■エンディングではPanic! at the Discoがカバー。日本版は19歳の新人・中元みずきが歌唱

劇中ではイディナ・メンゼルが歌っている“イントゥ・ジ・アンノウン”だが、エンドクレジットではブランドン・ユーリー率いるPanic! at the Discoが担当している。

ピアノやストリングスで壮大な世界観を表現している原曲に対して、エンディング版はユニゾンのコーラスとともにユーリーが朗々と歌い上げる高揚感のある楽曲に仕上がっている。

日本版エンドソングアーティストには中元みずきが抜擢。19歳の新人アーティストである中元は“イントゥ・ジ・アンノウン”について、起用発表イベントの際に「“未知の世界へ”という曲なので、私自身もこの曲に大きな勇気をもらいました。みなさんもこの曲を聴いて前に一歩踏み出そうと思えるようになればよいなと思います」とコメントしていた。

■ケイシー・マスグレイヴス、Weezerも参加。吹替版にはイドゥナ役・吉田羊も

『アナと雪の女王2』のエンドソングアーティストとしては、Panic! at the Discoに加え、“All is Found”を担当するケイシー・マスグレイヴス、“Lost into the Woods”を担当するWeezerが参加している。

“All is Found”は、劇中でエルサとアナの母親でアレンデール王国の元王妃イドゥナ役のエヴァン・レイチェル・ウッドが歌っている楽曲。日本語版吹替版ではイドゥナの声を吉田羊が演じている。

“Lost into the Woods”は、クリストフ役のジョナサン・グロフが歌っている劇中で歌う楽曲。日本語吹替版のクリストフ役は原慎一郎だ。

『アナと雪の女王』で『グラミー賞』を受賞したエグゼブティブミュージックプロデューサーのトム・マクドゥーガルは、『アナと雪の女王2』のエンドクレジットの楽曲群について「世界がこのエンドクレジットを聴くのが待ちきれないね。彼らの、このプロジェクトに参加する興奮度合いがそのまま、これらの楽曲の多様性を表しているようだ」と語っている。

サウンドトラックにはアナやオラフが歌う楽曲ももちろん収録されている。アナ役の日本語版声優は神田沙也加が続投、オラフ役は武内駿輔が演じている。

■音楽は「『アナと雪の女王』シリーズを構成する重要なDNA」

『アナと雪の女王2』の監督クリス・バックは本作の音楽について次のように述べている。

「ロペス夫妻とクリストフ・ベックによる音楽は、『アナと雪の女王』シリーズを構成する重要なDNAなんだよ。彼らなしで続編を制作するなんて考えられなかった。彼らは私達に世界観とキャラクターへの豊かでエモーショナルな理解をもたらしてくれた。素晴らしい音楽を通して私たちはより物語を深く掘り下げ、広げることができたんだ」

またバックとともに監督を務めるジェニファー・リーも賛辞を惜しまない。

「本作の音楽は、キャラクターの成長と彼らの物語の深みを反映している。とても楽しい楽曲である一方で感動的、すごく私的だけどパワフル、繊細ながらも壮大」

“イントゥ・ジ・アンノウン”など7曲を新たに手掛けたロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻はそれぞれ「私とロバートは、どんな物語が感情を“大きく”揺さぶるかというレンズを通して、本作のストーリーにアプローチした――キャラクターたちの気持ちが高ぶりすぎてもう話していられなくて歌うしかなくなってしまうくらいね」、「歌によって物語をいつも新鮮で予想外のやり方で前進させなければならないミュージカルの劇場に、僕たちの楽曲づくりのルーツがあるんだ。あらゆる楽曲は、キャラクターを彼らの旅に導かなければいけないからね」と明かしている。

前作『アナと雪の女王』は2013年の公開時、アニメーション映画としては当時史上最高の興行収入となる12億7600万ドル超を記録した。待望の新作となる『アナと雪の女王2』は、音楽の力とともに自らの記録を塗り替えるだろうか?

『アナと雪の女王2』は11月22日から全国で公開。同日には国内盤のサウンドトラックもリリースされる。

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