ミニバスタクシーと衝突したキリン、対向車線のサファリカーの上に倒れて運転手が死亡(南ア)

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2019年11月23日 17:12  Techinsight Japan

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キリンが倒れた後のサファリカー(画像は『Kruger National Park 2019年11月10日付Twitter「The Swiss driver was responding at the scene and his condition is stable.」』のスクリーンショット)
南アフリカのクルーガー国立公園(Kruger National Park)で11月10日早朝、キリンを巻き込んだ交通事故が発生し、キリン1頭とスイス人観光客1名が死亡した。事故原因は、国立公園ですら無謀な運転をするミニバスタクシーにあった。『TimesLIVE』など複数のメディアが伝えた。

「南アフリカ国立公園局(SANParks)」のイケ・ファーラさん(Ike Phaahla)によると、事故現場はクルーガー国立公園にあるモパニ南部で、道を渡ろうとしたキリンが舗装道路に足を踏み入れた瞬間、走ってきたミニバスタクシーと衝突したという。その衝撃で、キリンは対向車線を走行していたサファリカーの上に倒れた。ミニバスタクシーの前方部分は大きくへこみ、フロントガラスが粉々になり、またサファリカーは車のルーフがへこみ、運転席のドアが歪んでいた。

キリンはその場で息を引き取ったという。ミニバスタクシーには13人のデイビジターが乗っていたが、2人が病院へ運ばれたもののいずれも軽傷だった。一方でキリンが倒れ込んだサファリカーは、運転していたスイス国籍のローランド・ケラーさん(Roland Keller)がヘリコプターで病院に搬送されたが、13日に死亡が確認された。助手席にはローランドさんの妻と思われる女性がいたが、軽傷で済んだとのこと。2人は旅行中でサファリカーをレンタルしていた。

事故直後、現場に居合わせたコニー・オーストフイゼンさん(Connie Oosthuizen)によると、サファリカーのドアが開いており、そばの地面に男性が横たわっていたという。またミニバスタクシーの運転手は頭部から出血していたようで、頭には洋服を巻いていたそうだ。事故直後、スイス人の男性は非常に危険な状態だったが、意識はあったとみられている。オーストフイゼンさんはメディアの取材に対して、「時速50キロと制限されている道路でこのような事故が起きたことに愕然とした」と話している。

南アフリカ国立公園局は、警察が事故原因を調査していることを明かしたうえで、これからホリデーシーズンを迎えるため「国立公園を訪れる人は速度を守って、十分注意して運転してもらいたい」と警告した。さらにホームページでも「動物には交通ルールがありません。そして動物に通行の優先権があることを覚えておいてください」とコメントしている。

画像は『Kruger National Park 2019年11月10日付Twitter「The Swiss driver was responding at the scene and his condition is stable.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

このニュースに関するつぶやき

  • キリンさん(´;ェ;`)ウゥ・・・キリンさんには何一つ罪はないのに(´;ェ;`)ウゥ・・・ひどすぎる( ┰_┰) シクシク
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