野生動物の世界でも、母親が生まれたばかりの我が子を置き去りにすることがあるようだ。このほど南アフリカで、野生のキリンの赤ちゃんが生まれてまもなく母親に捨てられてしまった。よほど母親が恋しかったのか、保護された先で飼われている犬の体に頭を乗せて甘える姿があった。『New York Post』『Traveller24』などが伝えている。
生後2〜3日ほどと見られるそのキリンは脱水症状を起こして弱っており、そばに母親が見当たらないことから産んでそのまま放棄したものと思われている。すぐにキリンは同団体施設内のピエール・ベスター獣医(Dr. Pierre Bester)によって治療が施されたが、18時間の昏睡状態が続き予断が許されなかった。“ジャズ”と名付けられたキリンはその後、自分の力で哺乳瓶からミルクを飲むことができるまでに回復した。
ジャズの世話をしているジャニー・ヴァン・ヘーデン氏(Janie Van Heerden)は「この分だとすぐに野生に戻ることができるでしょう」と話している。
画像は『The Rhino Orphanage 2019年11月22日付「Just when we thought it couldn’t get any cuter, sweeter and more heart-warming, this happened.」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)